マンチェスター・バイ・ザ・シー 他

マンチェスター・バイ・ザ・シー ★★★★★★★☆☆☆
兄を病気で亡くしたリー(ケイシー・アフレック)は、16歳になる息子のパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を任されることになります。
リーは序盤から陰気さ全開だし、血の気も多そうで、いかにも友人がいなさそうなタイプ。実際、故郷に帰ると周囲から「あれが噂の…」と陰口をたたかれるほどで、感情移入しづらい人間に見えます。ところがリーの過去が明かされると印象が一変。重い過去を独りで抱えていることを知り、一気に共感の対象へと変わります。しかも結末も観る側の予想を大きく裏切るもので、一つの出会いをきっかけに主人公が立ち直るという話でなかったのは好み。ちょっと今回は断続的な観方をしてしまったので、もう少し集中して観ることができればもっと評価が上がったはず。
余談ですが、ミシェル・ウィリアムスは、「ブロークバック・マウンテン」しかり、「ブルー・バレンタイン」しかり、結婚生活に恵まれない役ばかりですね。さらに余談ですが、タイトルのマンチェスター・バイ・ザ・シーとは、イングランドのマンチェスターとは別だということを初めて知りました。

きっと星のせいじゃない。 ★★★★★★☆☆☆☆
劇場公開時にカットされたシーンを含んだエクステンデッド・エディションで観賞。「ベイビー・ドライバー」で主演を務めたアンセル・エルゴートが出ているということでレンタルしました。
日米問わず難病モノは数多く公開され、それほど興味のない僕も何本かは観ていますが、これは割とオーソドックスな作りなんじゃないでしょうか。大きな特徴は、主人公が好きな作家に会うためにオランダまで渡ることくらい。日本の同タイプの作品に比べると人物の性格がカラッとしていますが、最後はしっかり目頭が熱くなります。
ただ、アンセルが演じたガスは正直さほど魅力的ではない男でしたね。どこか斜に構えた態度とスカしたセリフは確かにこの世代ならリアルなんですけど、個人的には苦手なタイプでした。笑顔のなかった「ベイビー・ドライバー」の方が遥かにかっこよく映ったなぁ。

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

2018年2月前半の注目作

▼MUSIC

◎2/2【Man Of The Woods / Justin Timberlake】

間違いなく今年の本命の一つ。
先行シングルを聴く限りは不安の方が強くなってしまっていますが、スルーは絶対にできないアーティストなので当然予約済み。ハードルを上げすぎずにリリース日を迎えたいと思います。



▼GAME

△2/8【真・三國無双8 (PS4)】

「三國」よりも「戦国」派なので、最後に本編を遊んだのは「3」が最後(一応「無双OROCHI2」も挟みましたが…)。
しかし、今作はシリーズ初のオープンワールドということで、プレイ感覚も大きく変わってきそうですし、「モンハンワールド」同様いずれ遊んでみたいソフトです。

▼MOVIE

△2/1【スリー・ビルボード】

今年度のアカデミー賞主演女優賞が本命視されるフランシス・マクドーマンドが、娘を殺されて真相を追う母親を演じるクライム・サスペンス。大画面で観なければというタイプの作品ではないもののあらすじは好みだし、フランシス・マクドーマンドのサスペンスといえばあの名作「ファーゴ」の記憶もあるだけに、観ないわけにはいきません。

▼DVD

〇2/2【ドリーム】

こちらも逞しい女性を主演に、昨年のオスカーをはじめ賞レースに絡んだ作品。試写会に当選しながら仕事の都合で行くことができず、結局パッケージ化を待つことになってしまいましたが、観る前から良作であることが確約されているようなストーリーとキャストで期待は大きいです。

Game Review(2018年1月)

聖闘士星矢戦記 (PS3) ★★★★★★★☆☆☆
無双ゲームとしてはB級ではありますが、聖闘士星矢のゲームとしては過去最高の出来なんじゃないでしょうか。
戦闘は動きが硬いのと視点を自由に変えられないのがネックではありますけど、操作性自体は決して悪くありません。必殺技が頻繁に使えるので雑兵戦はサクサク進めるし、黄金聖闘士との戦闘はセブンセンシズをはじめとした相手の攻撃を見切る戦い方が重要になって、このあたりも原作っぽい…。
ただ、全体を通して平坦なのは否めません。雑兵戦はゴリ押しができる分単調で、黄金聖闘士戦は理不尽な連続攻撃を受けるし、攻略法に幅があまりないんですよね。
コレクション要素はあるものの、モードはストーリーとタイムアタック程度しかないので、それもまた単調さを感じる一因なのかもしれません。
(プレイ時間:約10時間、難易度EASY)

戦国BASARA4 皇 (PS3) ★★★★★★★★☆☆
このシリーズを遊ぶのはWii版の「3」に続いて2作目ですが、さすがに大安定の出来ですね。操作性、ボリュームともに本家「戦国無双」シリーズに引けを取らないレベル。リアルタイムでレベルが上がっていくのもプレイ意欲を掻き立てられていいですね。
他のレビューを読むと、無印版からほとんど変わっていないことに不満が集まったようですが、本作から入った自分には問題なし。ただ、追加点がことごとく余計なのはいかがなものか…。ルーレットや敵の変な陣形といった本作ならではの要素も、新鮮なのは最初だけで、これのおかげで魅力が増しているかと問われると素直に頷けないんですよね。
さらにグラフィックには大きな不満が残ります。はっきり言ってPS2に毛が生えた程度ですし、武将によって顔の作り込みに大きな差があるため、使用キャラによっては一気に醒めてしまう瞬間もありました。
(プレイ時間:約30時間)

テーマ : レビュー・感想
ジャンル : ゲーム

全豪オープンテニス2018決勝

Caroline Wozniacki(2) - Simona Halep(1) 7-6(7-2), 3-6, 6-4

どちらにも勝ってほしくて、より応援していた方が勝ったのに心のどこかに残念さも残る、そんなGS決勝はいつ以来だろう。もしかしたら2009年の全仏(スヴェタvsサフィナ)までさかのぼるかもしれません。
決勝戦は経験豊富なナンバーワン経験者であるとともに、唯一足りないGSタイトルというピースを埋めようとするプレイヤー同士だけあって、緊張のせいでプレーレベルが落ちることもなく、勝利への執念が前面に出た好ゲームとなりました。ミスの少ないラリーの中、見事なフットワークから生まれる鋭い切り返しで攻守が入れ替わる緊張感はさすが世界トップ2。

スタートダッシュに成功したのはウォズニアッキ。彼女がここ1~2年ほどで取り組んできた攻撃的なテニスが、この大切な試合で結実しました。強化されたサービスでハレプの体勢を崩し、3球目からコースを切り替え続ける…。ウォズニアッキのストロークはスピードこそないものの、抜群のプレイスメントでミスがほとんどないため、相手にはボディブローのようにじわじわ効いてくるはずです。そして相手のショットが甘くなると見るや、すかさずネットプレーに! 凌ぎのショットではスライスが効果的に使えるようになりましたし、いつの間にか引き出しがずいぶん増えていたんだなと驚かされました。

対するハレプも0-3とされてからはリズムを作り始めました。彼女が取った作戦はケルバー戦と同じく、ミスを恐れず積極的に攻めること。いつもよりもスピードのあるボールで振り回し、ネットにも積極的に詰めるというシンプルな戦略ではありますけど、相手に合わせたテニスができるというのが彼女の強み。
ただ、フィジカル的にはもう限界でしたね。1回戦で足首を痛めながら、3回戦で3時間45分、準決勝でも2時間20分の激戦を勝ち抜いてきたわけですから、無理もないでしょう。しかもウォズニアッキの体力は底なしですからね…。ウォズニアッキは明確な作戦があって最初から最後までそれを貫いたのに対し、ハレプはフィジカルの問題もあり、無理せざるを得なくなった。これが勝敗を分けました。
敗れたとはいえ、ハレプの精神力は本当に素晴らしいものがありました。決勝後、脱水症状により入院して4時間の点滴を受けたらしいですが、その状態であれだけのパフォーマンスを見せたことは、彼女がGSを制するに相応しい力を持っていることの証明になったことでしょう。昨年はナンバーワンまであと1勝というところでチャンスを3度逃したハレプですが、4度目のチャンスをモノにしました。GSタイトルも同じ結果になるよう、全仏では全力で応援しようと思います。

そしてついに夢を叶えたウォズニアッキ。GS43大会目はペンネッタ、バルトリ、ノボトナに続く4番目の遅咲き記録だそうです。ツアー29タイトル目で初めてGSタイトルというのはおそらく初めてなんじゃないでしょうか。
10代の頃からトップで活躍し、2010年に一度はナンバーワンになりながらも、守備的なプレースタイルからGSでは勝てないと批判されてきた彼女。父親とのタッグも懐疑的に見られていましたし、周囲がどんどん強くなっていく中でウォズニアッキのテニスには迷いも見られましたけど、見事に壁を突き破ってみせました。声を震わせてスピーチをする姿には胸が熱くなりましたよ。これで再び1位に返り咲きますが、もう無冠の女王と呼ばれることはありませんし、かえって以前よりのびのびプレーできるんじゃないでしょうか。しばらく続くであろうハレプとのナンバーワン争いも楽しみです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'18 1/26 Music Chart

Billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(9)1. Finesse / Bruno Mars feat. Cardi B <2,1>
(3)2. Havana / Camila Cabello feat. Young Thug <6,2>
(1)3. Perfect / Ed Sheeran <6,1>
(2)4. Rockstar / Post Malone feat. 21 Savage <9,2>
(6)5. Thunder / Imagine Gragons <8,5>
(4)6. No Limit / G-Eazy feat. A$AP Rocky & Cardi B <5,4>
(10)7. Bad At Love / Halsey <4,7>
(14)8. Feel It Still / Portugal. The Man <9,1>
(15)9. Filthy / Justin Timberlake <2,9>
(8)10. Too Good At Goodbyes / Sam Smith <9,4>


僅差ではありますが、登場2週目のBruno Marsが上位陣を一気に抜き去ってトップの座に。最新アルバムからは「24K Magic」に続いて2曲目の1位、通算では3曲目の1位となります。
アルバムリリースでポイントを伸ばしたCamila Cabelloは惜しくも届きませんでした。この曲は今週がピークか…。Justin Timberlakeもこの辺がピークかもしれませんね。

(7)11. MoterSport / Migos, Nicki Minaj & Cardi B <3,7>
(11)12. End Game / Taylor Swift feat. Ed Sheeran & Future <4,10>
(5)13. Gucci Gang / Lil Pump <6,4>
(16)14. New Rules / Dua Lipa <3,14>
(18)15. What About Us / P!nk <8,3>
(NEW)16. Love. / Kendrick Lamar feat. Zacari <1,16>
(12)17. Bodak Yellow (Money Moves) / Cardi B <13,1>
(RE)18. Sorry Not Sorry / Demi Lovato <8,8>
(20)19. Wild Thoughts / DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller <15,1>
(NEW)20. Bartier Cardi / Cardi B feat. 21 Savage <1,20>


11位以下にはKendrick Lamarの新曲がチャートインしてきました。アルバム「Damn.」からは「Humble.」(2位)、「DNA.」(8位)、「Loyalty.」(15位)、「Element.」(20位)に続く5曲目のヒットとなります。割とハードめなトラックが多かったアルバムの中ではかなりメロウな楽曲で、じわじわとヒットしそうな感じがします。


そして、初登場ではありませんが、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)のPVが到着したので紹介します。Ed SheeranにFutureといった人気者と組んで、個人的にもアルバムの中で一番気に入っている曲なんですが、シングルとしてはパンチに欠けるのか今のところチャートアクションはいまいち。PVはマイアミ、東京、ロンドンを舞台に、Taylorたちが夜の街を満喫する様子が撮られています。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

全豪オープンテニス2018 準々決勝、準決勝

 <Quarterfinals>
Simona Halep(1) - Karolina Pliskova(6) 6-3, 6-2
Caroline Wozniacki(2) - Carla Suarez Navarro 6-0, 6-7(3-7), 6-2
Elise Mertens - Elina Svitolina(4) 6-4, 6-0
Angelique Kerber(21) - Madison Keys(17) 6-1, 6-2

 <Semifinals>
Simona Halep(1) - Angelique Kerber(21) 6-3, 4-6, 9-7
Caroline Wozniacki(2) - Elise Mertens 6-3, 7-6(7-2)


いやぁ、正直大会序盤の流れからするとこの二人の勝ち上がりは予想できませんでしたね。伏兵と思われたスビトリナとプリスコワは準々決勝で敗退、ベスト16の時点で本命視していたケルバーも準決勝で姿を消しました。ハレプは3回戦、ウォズニアッキは2回戦で土俵際まで追い詰められたところから逆転勝ちを収めたことがきっかけになって調子を上げてきましたね。ちなみに、マッチポイントを凌いだプレイヤー同士のGS決勝というのはオープン化以降初の出来事だそうです。

ウォズニアッキは攻撃型のマルテンスの強打に苦しみながらも、経験で上回るだけにギアの上げ方が見事でストレートで振り切りました。彼女の復活の要因はやはり攻撃力アップ。特にサービスとネットプレーの向上は素人目にも明らかで、世界1位君臨期から批判されてきたただ守るだけのテニスからは完全に脱却してきました。準決勝ではサービスが崩れ、その流れでストロークも消極的になる時間帯もありましたが、それをクリアできれば念願のビッグタイトルも手にできると思います。
敗れたマルテンスもこれで一気にトップ20入りを果たします。リスクを負ったストロークとベルギー人ということでウィックマイヤーのように一過性のブレイクで終わる可能性もなくはないですが、もうマルティッチと区別がつかないというようなこともないでしょう。

ハレプvsケルバーのファイナルセットは鳥肌が立つくらいの好ゲームでした。ケルバーは2年前の球際の強さが蘇り、攻撃されても鋭い切り返しでウィナーを奪ったり、深いループボールで相手のミスを誘うことができていたと思います。
しかし、ハレプはそんなケルバー相手に、最後まで攻撃的な姿勢を貫きましたね。当然いつもよりミスも多かったですけど、コースの切り替えの早さやネットに詰める積極性など、彼女がこの試合にどんな戦略で臨んでいるかははっきり感じられ、結果に結びついていました。最終的に開き直れたのはよかったものの、ファイナル5-3となってから消極的になり逆転を許す場面があった点だけは課題。

さて、近年には珍しい世界1位と2位の決勝でありながらどちらもまだGSタイトルはなし、勝った方が大会後にナンバーワンになるというドラマチックな決勝ですが、過去の対戦成績はウォズニアッキの4勝2敗。最近はウォズニアッキが3連勝中です。
両者とも女子テニス屈指のフットワークと体力を備え、意外と引き出しが少ないところも共通しています。展開力で上回るハレプがケルバー戦のようにアタックし、安定感で上回るウォズニアッキがハレプの根負けを誘う展開になりそうですが、やはり両者とも最後はビッグタイトルのプレッシャーとの戦いになるでしょう。"Third time lucky."と言われるのはどちらになるのか…、個人的にはどちらが勝っても嬉しいですけど、苦しんだ時期の長いウォズニアッキに肩入れしそう。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

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いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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