今週のWTA (2017年5月第4週)

既に全仏が始まっているので、今回はあっさりと…。

 <NÜRNBERGER Versicherungscup>
Kiki Bertens(1) - Barbora Krejcikova 6-2, 6-1


バーテンスの調子が戻ってきますね。クレー季に入ってプレミアシリーズで8強→4強と結果を残し、この大会2連覇を果たしました。

一方、準優勝に終わったクレチコワはチェコの21歳。ランキングは254位でこの大会も予選がからのチャレンジでしたが、本戦ではビットヘフトやシルステアを下して決勝進出を果たしました。

日本人では土居は4強進出。ただ、準決勝は腹筋の痛みを理由にリタイアしてしまい、全仏に不安を残す終わりとなってしまいましたね。

 <Internationaux de Strasbourg>
Samantha Stosur(6) - Daria Gavrilova(7) 5-7, 6-4, 6-3


クレーでは珍しいオーストラリア決勝。世代交代を感じさせる組み合わせでしたけど、今回は先輩のストーサーが意地を見せました。ストーサーは帳尻を合わせるかのように一年のどこかで必ず爆発しますね。

ガブリロワの方は惜しくもツアー初タイトルとはならなかったものの、クレーで好成績を残すタイプだとは思っていなかったので、合格点なんじゃないでしょうか。これでストーサーは22位に、ガブリロワは24位になりますが、ストーサーは全仏で昨年ベスト4のポイントを守らなければならないので、それ以降にガブリロワがオーストラリアのナンバーワンとなる可能性は高そうです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全仏オープンテニス2017展望

RGで3度の優勝を誇るセリーナと2度の優勝経験があるシャラポワが不在ということで、これまで以上に本命不在と言われる今大会。ここのタイトルを持っているのはムグルザ、スヴェタ、スキアボーネの3人のみで、その3人の調子からすると新しいチャンピオンが誕生する可能性はかなり高そうです。
ドローはこちらから。

▼ケルバー(1)、クヴィトワ(15)、ストーサー(23)、ヴィンチ(31)、オスタペンコ、プイグ
いつもならこのポジションにはセリーナがいて、何だかんだ優勝候補筆頭と言っていたんですが、今回は状況が大きく違います。ケルバーは全仏ではベスト8入りしたことが一度あるものの、クレーは本来苦手としているサーフェス。優勝候補とは言えませんね。
とはいえ、クレーが得意なストーサーは相変わらず不安定だし、クヴィトワはぶっつけ本番で怪我の治り具合が全く見えません(まぁ、クヴィトワの場合、ウィンブルドンを見据えての調整という見方が正しいでしょうけどね)。大物食いできる力のあるプイグなども気になるところですが、ここは再び調子を上げてきているストーサーを推しておきます。

▼スヴェタ(8)、ウォズニアッキ(11)、バーテンス(18)、張帥(32)
う~む、この面子ならスヴェタには準決勝あたりまで進んでもらいたいところではあるんですが、期待してはいけないと自分を抑えるのに必死。対抗馬は昨年4強のバーテンスでしょうか。昨年もクレー季限定で大躍進を遂げ、その後はすっかり存在感をなくしていましたけれど、今季もマドリードベスト8、ローマベスト4、そしてニュルンベルクでは優勝、と一気に調子を上げてきました。近年では珍しいクレー特化プレイヤーだけに無視できません。

▼ムグルザ(4)、ムラデノビッチ(13)、ルチッチ(22)、プチンツェワ(27)、土居、スキアボーネ、エラーニ
ディフェンディングチャンピオンのムグルザを擁するこのブロックはなかなか曲者揃い。昨年ベスト8のプチンツェワに、ノーシードながら全仏で実績十分のスキアボーネ&エラーニなどが序盤からぶつかり合う展開になりそうです。
ただ、好調期が続くムラデノビッチを本命に置きます。不安要素といえば地元の声援によるプレッシャーか、ムグルザが4回戦までに突然復活を果たしてくるかといったところですかね。個人的にはプチンツェワに期待したいですが、さすがに厳しいか。

▼シブルコワ(6)、ヴィーナス(10)、ガブリロワ(24)、バシンスキー(30)、ゲルゲス、ヤンコビッチ、奈良
ここは予想が難しいですね。クレー向きのテニスをするシブルコワやバシンスキーは調子がなかなか上がらず、ヴィーナスは出場大会数が少なくて調整具合が見せません。まぁ、それでも本命はヴィーナスかな。今季は苦手な全豪でも決勝進出を果たしましたし、インディアンウェルズとマイアミでも安定した成績を収めました。クレーでもベスト8あたりまではいけそうな気がします。

▼スビトリナ(5)、キーズ(12)、セバストワ(17)、コニュ(29)、バーテル、ブシャール、尾崎
いつの間にか第5シードというポジションを手に入れるところまで成長したスビトリナ。GSで上位進出の経験が少ないことはネックになるものの、混戦模様の今大会では優勝候補の一角を担うことになるでしょう。
対抗馬はキーズ…ではなくセバストワか。地味すぎてほとんど話題になっていませんけど、昨年の全米オープンでムグルザやコンタを破ってから大躍進。今年もクレー季にコンタやカロリナ・プリスコワを倒していますし、上位陣にとっても侮れない存在だと思います。
尾崎は初戦でブシャールと当たることになりました。怖い相手ではあるんですけど、勝手に自滅してくれるプレイヤーでもあるので、粘り強いテニスで勝ちに行ってもらいたいところです。

▼ハレプ(3)、ベスニナ(14)、スアレス・ナバロ(21)、カサッキナ(26)、ペトコ
個人的には全仏の優勝候補筆頭に挙げたいハレプ。クレーのプレミア3大会でベスト4以上の成績を残したというのは復調をアピールするには十分です。カルラが以前の調子に戻っていない現在、このドローなら確実に勝ち上がっておきたいところ。
最大の敵はローマで痛めた右足首の具合でしょうね。出場の可能性すら50%と言っていたくらいなので、これで7試合戦い抜くのはキツそう。セリーナとシャラポワがいない中で赤土を制するのは彼女が最も相応しいと思うのでがんばってほしいんですが…。

▼コンタ(7)、ラドワンスカ姉(9)、ストリコワ(20)、ガルシア(28)、大坂、日比野、加藤
ここも荒れそうです。コンタは全仏本戦で未勝利、ラド姉は元々クレーが苦手な上に今季不調、ストリコワもクレー向きではありませんし、ガルシアは潜在能力高めですけど信頼度低め。そんな中で日本人選手にもチャンスがありそうですけど、まずは1勝を目指してほしいところ。
個人的にはやはりラド姉を応援します。珍しく故障でガッツリ休んだのがいいリフレッシュになればいいんですけどね。

▼カロリナ・プリスコワ(2)、パブリチェンコワ(16)、バンダウェイ(19)、デイヴィス(25)、サファロワ
ここも予想が難しい…。シード勢でクレーで実績があるのはパブリチェンコワくらいで、一昨年のファイナリストであるサファロワもピーク時のテニスにはほど遠い状態。
そして、この大会の結果次第ではナンバーワンの座を手にするプリスコワですが、ハードコートシーズンでは85%という驚異的な数字を誇っていた勝率が、クレーに入ると50%にまで落ちていることが証明しているように、決してベスト・サーフェスとは言えず優勝は厳しいでしょう。実力的にはそれでも2週目に残る可能性は十分にあると思いますが。

準決勝はスヴェタvsムラデノビッチ、ハレプvsパブリチェンコワで、決勝はスヴェタvsハレプになると予想します(半分は希望)。もちろんスヴェタを一番に応援しますけど、この決勝カードならハレプが勝っても素直に喜べそう。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

Internazionali BNL d'Italia

 <Quarterfinals>
Elina Svitolina(8) - Karolina Pliskova(2) 6-2, 7-6(11-9)
Garbine Muguruza(3) - Venus Williams(9) 6-2, 3-6, 6-2
Simona Halep(6) - Anett Kontaveit 6-2, 6-4
Kiki Bertens(15) - Daria Gavrilova 6-3, 6-3

 <Semifinals>
Elina Svitolina(8) - Garbine Muguruza(3) 4-1 ret.
Simona Halep(6) - Kiki Bertens(15) 7-5, 6-1

 <Final>
Elina Svitolina(8) - Simona Halep(6) 4-6, 7-5, 6-1


全仏の前哨戦としては最後のプレミア・トーナメントはスビトリナが制しました。これで早くも今季4勝目。スビトリナにとっては2月のドバイに続く、2つ目のプレミア5タイトルとなります。少し前まではトップ10の壁というようなことを話していたのに、あれよあれよという間に6位に浮上ですよ。レースポイントではトップに躍り出ましたし、クレーの適性もありそうな粘り強いベースラインプレイヤーだけに、全仏では一昨年のベスト8を狙えるどころか、優勝候補の一角を担うことになりそうです。

心配なのは準優勝のハレプ。決勝戦で右足首を負傷し、終盤は本来のプレーとは程遠い内容だったとか…。せっかく前哨戦のプレミア3大会でベスト4→優勝→準優勝といういい流れで、セリーナとシャラポワのいない全仏を迎えるという絶好のチャンスだったのに、出場すら危ぶまれる事態になってしまいました。ハレプは上位陣が総崩れだった2014年のウィンブルドンでも、準決勝で足首をひねってプレーレベルを落としてしまったことがありますし、怪我でキャリアをふいにしてしまいそうなのが気掛かりです。

他に気になるのは、ムグルザがようやく調子を上げてきたかなといったところですね。準決勝をリタイアしたのは気掛かりですけど、これまで3戦全敗だったヴィーナスから初めて勝利を飾ったというのは、クレーで戦う上で大きな自信になったはずです。

逆に、シャラポワは左腿の故障を理由に2回戦をリタイア。全仏WCを与えられず、結局クレーシーズンではいきなりの大復活とはいきませんでした。シャラポワならウィンブルドンでも活躍するだけの力は持っていると思いますが、芝ではクヴィトワやアザレンカといった強豪も復活してくるでしょうから、より厳しい戦いが待っているはず。まぁ、彼女は相手が誰かを気にするタイプではないので、まずはコンディションを整えて万全な状態で芝に乗り込んでいってもらいたいところです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

Mutua Madrid Open

 <Quarterfinals>
Simona Halep(3) - Coco Vandewegne 6-1, 6-1
Svetlana Kuznetsova(8) - Eugenie Bouchard 6-4, 6-0
Kristina Mladenovic(14) - Sorana Cirstea 6-4, 6-4
Anastasija Sevastova - Kiki Bertens 6-3, 6-3

 <Semifinals>
Simona Halep(3) - Anastasija Sevastova 6-2, 6-3
Kristina Mladenovic(14) - Svetlana Kuznetsova(8) 6-4, 7-6(7-4)

 <Final>
Simona Halep(3) - Kristina Mladenovic(14) 7-5, 6-7(5-7), 6-2


クレーシーズン唯一のプレミア・マンダトリートーナメントは、ハレプが2連覇。今シーズンはスタートダッシュには失敗しましたけど、やはりクレーコートでは強いですね。セリーナ不在の中で争われる今年の全仏は、彼女にとって大きなチャンスになると思います。

ムラデノビッチは2大会連続で準優勝に終わってしまいましたが、彼女もまた2月にサンクトペテルブルグで初タイトルを獲ってから躍進を遂げましたね。この4ヶ月間でヴィーナス、(カロリナ)プリスコワ、ハレプ、ウォズニアッキ、ケルバー、シャラポワ、と錚々たる面目を撃破。
フラット・ヒッターなのでハードコートで強いタイプだと思っていましたけど、クレーでもここまで結果が出ていると全仏での上位進出、そしてトップ10入りも現実味を帯びてきました。

復帰2大会目のシャラポワはブシャールとのフルセットの激戦の末に敗退。ブシャールは、シャラポワのドーピング疑惑に対し「嘘つき」呼ばわりし、前述のWC問題についても批判を寄せていただけに激しいバトルが繰り広げられましたが、結果的にこれはブシャールの闘争心に火を点けた形となったようです。シャラポワの方はあの性格なので批判も覚悟していたでしょうし、周囲がどう言おうが自分のテニスをすることを優先するタイプなので、ブシャールの批判が勝敗に影響したわけではないでしょうけども。

ダブルスではヒンギスと詹詠然(チャン・ユンジャン)のペアが優勝。ヒンギスは単複合わせてツアー100勝目(シングルス43勝、ダブルス57勝)を飾りました。90年代までは単複で活躍する選手もたくさんいましたけど、現役ではこれが最多記録でしょうね。ちなみに、セリーナは現在95勝(シングルス72勝、ダブルス23勝)。
ミルザとのペアを解消し、バンダウェイと組んでいた時期はいまいち目立った活躍はありませんでしたが、これでペアは固定されそうです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

今週のWTA (2017年5月第1週)

岐阜のカンガルーカップで伊達公子が復帰を果たしました。結果は、初戦でLin Zhu(朱琳)に2-6、2-6で完敗。まぁ、朱琳はランキング120位台でこの大会ではロブソンや奈良にも勝ち決勝進出を果たしているくらいなので、復帰初戦で当たるには難しい相手でしたね。どうしても9年前と同じようなセンセーショナルな活躍を期待してしまうところもありますけど、2度の手術を乗り越えて戻ってきた46歳に過度な期待は禁物。まずは怪我なしに数試合戦い抜くフィジカルを取り戻してもらいましょう。
 
 <J&T Banka Prague Open>
Mona Barthel - Krystyna Pliskova 2-6, 7-5, 6-2


チェコでのトーナメントということで、カロリナ・プリスコワ、ストリコワ、サファロワといったところにタイトルへの期待が掛かりましたが、カロリナは初戦でジョルジに敗れました。そのカロリナに代わって決勝進出を成し遂げたのはレフティのクリスティーナ・プリスコワ。双子の姉の方です。現在レースランキングトップのカロリナと比べると小粒感は否めませんけど、このクリスティーナの方もようやく上昇気流に乗ってきましたね。ここで優勝できれば一気にブレイクできたかもしれませんが…。

そのプリスコワを破って2014年以来のタイトルを手にしたのはバーテル。予選を勝ち上がっての優勝です。
この人は忘れた頃に爆発する傾向がありますけど、今シーズンは全豪も予選上がりながら4回戦まで進みましたし、やや復調気味でしょうか。

土居は第2シードのウォズニアッキと当たるドローで初戦敗退を喫しました。今回はドローに恵まれませんでしたが、クレーは元々得意としていませんし、辛抱の時期は続くかな。

 <Grand Prix De SAR La Princesse Lalla Meryem>
Anastasia Pavryuchenkova(1) - Francesca Schiavone 7-5, 7-5


こちらはスキアボーネがボゴタの優勝の勢いそのままに決勝進出。クレーシーズンに入ってから、水を得た魚のようにポイントを稼ぎ出しましたね。決勝ではトップシードのパブリチェンコワに一歩及びませんでしたが、全仏、ウィンブルドンの本戦出場も確実になりましたし、本人も最後の全仏で大暴れしたいところでしょう。

こちらには日比野が出場しましたが、初戦でベリスに惜敗。クレーということもあり、日本人の活躍を目にする機会が減ってしまい淋しいですね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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