Music Review(2017年7月)

Witness / Katy Perry ★★★★★★★★☆☆
前作はパワフルでありながらも2ndアルバム「Teenage Dream」の後追い感が否めず、聴き手としてはこの方向性に行き詰まりを感じていたんですが、今作はEDM色を強めて、それでありながらも少し内省的で社会的なテーマを持った作品になっています。
先行シングル「(9)Chain To The Rhythm」、「(11)Bon Appetit」、「(4)Swish Swish」はどれも気分が高まるトラックで個人的には好感触でしたけど、全体的には少しテンポを落とした曲が目立ちました。本音を言えば、先行シングルがよかっただけにもう少しアップが欲しかったところ。特に(9)が流れるまでの前半は平坦な印象さえ残ってしまうんですよね。まぁ、個人的にはシングルの3曲だけでもアルバムを聴く価値があると思えるくらいですけども。
楽曲のインパクトが軽減したためか、本作はKatyのメジャーデビュー以降初めて全米1位曲のないアルバムになってしまいそうですが、その分統一感は過去作を上回り、長く楽しめそうな気がします。

◆前作の評価
「Prism」 ★★★★★★☆☆☆☆



「Swish Swish」(US46位、UK40位)。SNLでのパフォーマンス動画です


Melodrama / Lorde ★★★★★★☆☆☆☆
デビュー作「Pure Heroine」は2014年のベストアルバムに選ぶほど気に入り、今作からの先行シングル「(1)Green Light」はその大胆な路線変更に戸惑いつつも次第にのめり込んでいったわけですが、アルバムに関してはまだ魅力を見出せていません。
サウンドもヴォーカルも相変わらず個性的だし、前作は今聴いてもいいと思えるから、この音に慣れや飽きが来たわけでもないはず。なのに、前作を聴いた時のような高揚感が得られないんですよね。何が不満なのか自分でも断言はできないんですが、単純にプロダクションとヴォーカルの相性なのかもしれません。
本作ではfun.のギタリストであるJack Antonoffがほぼすべてのトラックに関わっています。Taylor Swiftの最新作などで存在感を示した人ですけど、Lordeに合わせたアレンジが個人的な好みとは違うというのは確かかな。シンプルなトラックだからこそヴォーカルが映えるというのが一般的な見解だとは思うんですが、僕は(1)のような強烈なトラックをも突き破ってくるLordeに酔いしれたかった…。
それでも、20歳になったばかりの彼女が既にこれだけの引き出しを持っていることには驚きを隠せませんし、詞を含めればまだまだ新しい側面も見えそうなので、評価は暫定的なものということでもう少し聴き込むつもりです。

◆前作の評価
「Pure Heroine」 ★★★★★★★★★☆

「Green Light」(US19位、UK20位)。PVも好きですが、やはりSNLのパフォーマンスが衝撃的です
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