Music Review(2017年6月)

Strength Of A Woman / Mary J. Blige ★★★★★★★☆☆☆
Mary J. Bligeの2年半ぶりのオリジナル・アルバム。2014年に2作リリースをしましたけど、あちらはサントラとロンドン収録の異色盤だったので、かなり久々感があります。
シングルカットされた「(1)Love Yourself」と「(2)Thick Of It」は方向性こそ違うものの、90年代のヒップホップソウルを思い起こさせる曲。この2曲をはじめ、アルバム全体が原点回帰と言える内容になっていますね。ただ、同じ方向性なら全盛期の20代の頃に及ぶはずもなく、どこか物足りなさが残ります。
個人的にピンと来たのはジャジー・ソウルの「(3)Set Me Free」や、アップの「(12)Telling The Truth」あたり。若い頃から貫禄のあった人ではありますが、年齢を重ねることで温もりが増しました。傑作2ndアルバム「My Life」の頃の質感が漂う「(6)U + Me (Love Session)」もいいですね。
愛聴盤とまではいかないかもしれませんけど、DJ CamperとB.A.M.といった新しいプロデューサーと組みながらも時代に流されず自身の音楽を追求する彼女の姿勢は今後も支持していきたいところ。

◆前作の評価
「The London Sessions」 ★★★★★★☆☆☆☆

「Thick Of It」(US R&B47位)


Back 2 Life / LeToya Luckett ★★★★★★☆☆☆☆
いきなり清涼感溢れる「(1)I'm Ready」で幕を開けるLeToyaの8年ぶりとなる新作は、前作同様彼女の歌にスポットを当てた王道R&B作品。古臭くはあるものの、今の時代にこのシンプルなトラックはかえって心地よく、R&Bの魅力を再確認できる一枚になっています。この流れでAshantiあたりにも久々に新作を届けてもらいたいものですね。
嫌悪感を抱く要素は一切なし。しかし、同時に他のアーティストとの差別化を図れていない点も相変わらずです。「(9)Worlds Apart」のようなベタベタなスロウを歌わせると歌唱力の弱さも見えてきてしまいますし、「(10)Weekend」あたりは捨て曲っぽく思えてしまったんですが、LeToyaのヴォーカルに工夫があればもう少し魅力が出てきたかなと思えてしまうんです。
彼女の声を活かすなら、いっそのこと軽めのミッドで固めて春~初夏仕様のアルバムというのもありかな。ちょっと聴いてみたい気もします。

◆前作の評価
「Lady Love」 ★★★★★★☆☆☆☆

「Back 2 Life」
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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