リリーのすべて 他

リリーのすべて ★★★★★★★★★☆
世界で初めて性転換手術を受けたトランスジェンダーの(元)男性と、それを支える妻の物語。
女装したエディ・レッドメインはジェシカ・チャステインを彷彿とさせる部分もあり、女性からも好かれそうな感じではあるものの、自分はどうもあの顔が苦手なんですよ。しかし、今回はそんなことも中盤から忘れてしまうくらい見事な役作りでした。自分の中に違う性が眠っていることなど、僕には想像もできませんが、彼はそれを超えて命を懸けて本来の自分を得ようとした強い精神までも完璧に表現していたと思います。
ただ、本作はやはりアリシア・ヴィキャンデルなしには語れません。最初は自分のアイデアのせいで夫を目覚めさせてしまった残念な妻といった感じでしたけど、次第に夫を支える逞しさを発揮し出し、性転換手術に向かう別れの時の涙にはこちらの涙腺も崩壊してしまいました。
ベン・ウィショーがゲイ役で出演しているというのも興味深い点か…。
全体的に胸が痛くなる話でもあるんですが、背徳的で不思議な高揚感も得られる場面も一部あったりと、映画としてもダレないような配慮がされている傑作。予告編で少しでも興味を持った人なら観て損はないはずです。

◆トム・フーパ―監督作品の評価
「レ・ミゼラブル」 ★★★★★★★★★☆
「英国王のスピーチ」 ★★★★★★★★☆☆



ウォールフラワー ★★★★★★★★☆☆
レンタルショップでプッシュされていて長らく気になっていた作品をようやく観賞。無難な良作かと思いきや、意外なほどツボにハマる要素が多くて、2度も観てしまいました。
今作最大の掘り出し物は、ローガン・ラーマンという若手俳優。子役としてのキャリアがあり、これまでも「パーシー・ジャクソン」シリーズや「三銃士」などで主演を務めてはいますが、僕は初めて知りました。無口で日陰の男の子の役をここまで自然にできるというのはある意味非凡な才能。既に代表作を持っているエマ・ワトソンや、「少年は残酷な弓を射る」で抜群の個性を放っていたエズラ・ミラーと並んでも遜色ない魅力を持っていましたね。青春映画としては本当に大好きな作品です。
唯一、叔母と親友を亡くし、精神を病んでいるという主人公の設定がいまいち伝わりづらいところだけが気になりました。叔母との関係性などは原作ではきっと細かく描かれているんでしょうけど、映画だけではぼんやりとしか見えずに消化不良です。

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