2016 BEST BOOK

今年は読書数が少なく、読破したのは10冊ほど。
言い訳をしてしまうと、今年は夢中になれるほど面白い本に出合えなかったんですよね。
今は吉田修一の「怒り」を読んでいるんですが、こちらは中毒性が高いので、来年はもっと読書ペースを上げていきたいと思います。

1. ラオスにいったい何があるというんですか? / 村上春樹
非小説以外を1位にするのは初めてのこと。小説が不作だったことの表れでもあるんですけど、これは村上春樹の非小説の中では1、2を争うほど楽しめました。この人の文章はオシャレになりすぎると鼻につく時もあるんですけど、海外生活に慣れているせいか、紀行文でも浮かれた感じがせずに落ち着いて読めるのがいいですね。



2. 1998年の宇多田ヒカル / 宇野維正
こちらも非小説。新書です。
史上最もCDが売れた年である1998年にデビューした宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみの4人のアーティストについて触れた本ですが、タイプの違う4人だけあって切り口が全く違いますし、自分も音楽評論家になった気分で語りたくなる一冊でした。
宇多田ヒカルの最新作で椎名林檎と組んだ「二時間だけのバカンス」に感慨深い気分になったのもこれを読んでいたためでしょう。

3. 永い言い訳 / 西川美和
小説の中ではこれがトップ…かな。
僕はどうも喪失というテーマに弱いので評価が甘くなってしまうのは否めませんが、その期待にもしっかり応えてくれた佳作です。
DVD化されたら映画版も観るつもりです。

4. 呪われた腕 / トマス・ハーディ
海外作品で唯一読んだ本が4位にランクイン。全体的にあっさりした内容ではあるものの、徐々にじわりと迫る怖さがクセになる一冊でした。
せっかく村上柴田翻訳堂という企画が立ち上がったのでもっと海外作品に触れたかったんですが、まぁ、新しい作家に手を出せたのでよしとしますか。来年はとりあえず積読中の「僕の名はアラム」と「結婚式のメンバー」に着手する予定。

5. 痴人の愛 / 谷崎潤一郎
谷崎潤一郎デビューしました。一回りも歳が離れた女の子に惚れ込んでしまい翻弄される男を描いた、半自伝的作品。
評判通り、この人は変態なんだというのが読んだ後での最大の感想ですけど、これだけでこの人を判断するのは申し訳ないよなぁ。もう一作読むとしたら「細雪」でしょうか。
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