全米オープンテニス2016 準決勝

Karolina Pliskova(10) - Serena Williams(1) 6-2, 7-6(7-5)
Angelique Kerber(2) - Caroline Wozniacki 6-4, 6-3


まず取り上げるべきはセリーナの敗退でしょう。
昨年、ヴィンチに敗れた時ほどではないにせよ、GS2週目の経験がなかったプリスコワに押し切られるとは予想外でした。昨年までは3、4回戦が鬼門だったセリーナ。今年は全豪と全仏で2度決勝で敗れ、ここ全米でも準決勝といった具合に、本来調子が上がってくるはずのステージでの敗戦。しかも、最後はタイブレイクで自らのダブルフォールトですからね。さすがの女王もプレッシャーを受け続けていたということか。
振り返ってみれば今季のGSは準優勝→準優勝→優勝→ベスト4と推移しており、これで世代交代とか力の衰えと言われてしまうのはかわいそうな気もしますが、それだけ昨年までの彼女の強さが群を抜いていたという証でもあります。

セリーナの成績が物足りなく感じられるのは、ケルバーが大舞台でも同等の結果を残しているからということもあります。これで今季3度目のGS決勝進出。年間で3度決勝の舞台に立つのはセリーナを除けば2006年のエナンまで遡ることになり、間違いなく大快挙と言えます。
そして、セリーナが敗れた時点で初のナンバーワンの座に就くことが決定しました。もちろん彼女にはもう一戦残っているので、ナンバーワンを祝うのはその後でしょうが、数年動きのなかったこのポジションを(セリーナの離脱ではなく)実力で掴んだのは大きな自信になるでしょうね。

そんなわけで、決勝はケルバーvsプリスコワとなりました。
大舞台の経験ではケルバーに分がありますが、全豪やウィンブルドンの時と違い、今回は挑戦を受ける立場。対戦成績も4勝3敗と競っていて、つい2週間前のシンシナティ決勝ではプリスコワが完勝しています。プリスコワは同一大会でW姉妹を二人とも倒すという快挙も成し遂げており、その勢いを持続すればチャンスは十分にありそう。

個人的に期待していたウォズニアッキはケルバーには力負けでしたね。各セットとも序盤にリードを許したのが痛かった…。
フォアハンドはまだ攻撃力不足で、展開しようとした時のミスが目立ちました。このあたりで両翼からアタックできるケルバーとの差が出た印象です。それでも、バックハンドのキレは戻り、早いタイミングと完璧なプレイスメントで何度もウィナーを奪っていました。
彼女が1位に上り詰めることができたのは、素早く打点に入り、ボールにしっかりスピンをかけるという、現代テニスの基本が最もできているプレイヤーだったから。しかし、相手が彼女を研究し始めてきても堅実さが災いしてなかなか新しいプレーにチャレンジできず、次第に置いてきぼりを食らうようになりました。新しいコーチを招いてはまた元に戻り、ネットプレーなどに挑んでも定着せずといったもどかしい時期も続きましたが、ようやく今回は攻撃的な姿勢を最後まで貫けたように思います。
正直、ここを突破すれば念願のメジャータイトルも見えてきただけに悔しさもありますけど、まだまだ今後に期待を持たせてくれるような前向きな敗戦でした。東京でのプレーにも期待!
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