おみおくりの作法 他

ショート・ターム ★★★★★★★☆☆☆
「ルーム」でオスカーを受賞したブリー・ラーソンが主演を務めているということで、「ルーム」に先駆けて観賞。
舞台は様々な問題を抱える青少年たちが生活するグループホーム。そこでケアマネージャーとして働く大人たちと、入所している子どもたちの交流を描いた作品ですが、結論から言うと"よくできた映画だけど面白さは普通"といったところでした。それそれの子どもが抱えている問題は伝わりやすいんですけど、過去の同系の作品と比べて突出した部分はなく、キャストの演技も全員がきちんとしている半面、強烈なインパクトは残りません。ブリー・ラーソンも自然体でいい演技をしていたけど、同年代のジェニファー・ローレンスのようなオスカー女優としての大物感はなく、他の作品も観てみないとはっきりとした評価はできないかな。
というわけで、全体的にモヤッとした印象は残りましたが、ラストのスローモーションで一気に癒され、後味は悪くなかったです。

おみおくりの作法 ★★★★★★★★☆☆
孤独死した人の葬儀を行う仕事をしている男の物語。死者と同様にこの主人公も孤独で、毎日規則正しい生活を送って、最低限の会話を交わす程度の日々。そんな中、突然のリストラを宣告され…、という話。
独特な雰囲気を持ち、いい作品なのは端々から伝わってくるんですが、淡々としているので中盤でダレたところもありました。しかし、リストラを申告され最後の葬儀の準備中に死者の関係者に出会っていくうちに主人公の中に微妙な心の変化が芽生えます。そこでぶつかる意外な結末。
何も知らずに観た方が絶対に楽しめるのでネタバレはしませんけど、このラストには大いに感情を揺さぶられました。賛否両論あるようですが、個人的にはこの男の人生は間違いなく幸せなものだったと思えるし、それを呼び寄せたのは紛れもなく彼の誠実さなんだと思わされます。監督がイタリア人だからか、同じイタリアの作家、ブッツァーティの「護送車大襲撃」を思い出しました。


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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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