きみはいい子 他

エイプリルフールズ ★★★★★☆☆☆☆☆
もう3ヶ月も前になりますが、地上波で放送されていたものを観賞。一応最後まで観ようという気にさせられたので★の数は甘めですけど、はっきり言ってつまらなかったです。
とにかく設定が無理矢理なんですよ。あり得ない設定を楽しむのがコメディのよさでもあるんですが、登場人物がこの程度でこんなに騒ぐかと思うほど常識外れで面倒臭いヤツらばかり。各エピソードにも過激な性描写や暴力性がないにもかかわらず、モヤッとした不快感が付きまとっています。ラストで上手くまとめて三谷幸喜の「THE有頂天ホテル」のようなカタルシスを観客に与えたかったんでしょうけど、ここで感動させたいんだなと思う程度で全く感情が揺さぶられませんでした。
松坂桃李のクズ男役は新鮮だったものの、彼をはじめ、ほとんどの役者がこんなに下手だったっけ?と思うくらい大根に見えるのもキャストではなく、スタッフの力量なんでしょうね。脚本の古沢良太氏は映画「キサラギ」やTVドラマなどで高い評価を得ているそうですけど、少なくとも本作は失敗作だと断言します。

きみはいい子 ★★★★★★★★★☆
児童虐待をテーマに、虐待される側のツラさ以上に、する側の心の闇を描いた作品。これ、相当な良作なんですけど、相当な覚悟と気力が必要な映画でもあります。
とにかく子役の演技が上手すぎて胸が痛むんですよ。自閉症の少年はリアルすぎて彼のことを知らなければ本当に自閉症だと思い込んだでしょうし、尾野真千子に虐待される女の子なんか、彼女のトラウマになっていないか本気で心配してしまうほど。
そして彼らを支える大人たちもお見事。尾野真千子は闇を抱えた役がよくハマるし、池脇千鶴の安定感にもため息。高良健吾はやはり普通の青年を演じても上手いんだけど、教師としては未熟すぎてイライラさせられることもしばしばありました。「今日、家族の誰かに抱きしめてもらってきてくださ~い」という小学校の宿題を出していた時はこの経験の浅い若造め!と思いもしましたけど、甥っ子に抱きしめられている姿を見ていたら胸がジーン…。4人の甥と姪を持つ身としてはこのシーンを軽く受け止めることなんてできません。頭を撫でる、背中をさする、抱きしめる…、愛情表現は様々だけど、要は他人を肯定してあげることが大切なんだなと真面目に考えてしまいました。
余談ですけど、男女差別をなくすために性別関係なく「さん」付けで呼ぶとか、明らかに教師を舐め切った学級崩壊っぷりとか、にわかに信じがたい話ですが、実際に存在するみたいですね。すっかり古い人間になった気分です…。

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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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