ウィンブルドン2016 決勝

Serena Williams(1) - Angelique Kerber(4) 7-5, 6-3

セリーナが最初から落ち着いていましたね。
昨年まで、セリーナが大舞台で敗れる時は、サービスが機能せずにストロークが崩れていくというパターンでした。今年の全豪、全仏決勝もその傾向はあるにはあったんですが、どちらかというとそれよりもケルバーやムグルザのストロークに押し切られた印象の方が強く残っていたんです。
想像でしかありませんけど、数年前までのセリーナはアクセルを軽く踏むだけでトップスピードに乗れたと思うんですよね。それが今年は時間がかかり、もたついている間に相手がペースを掴んでしまう…。

そんな、らしくない試合が続きはしましたが、今回の相手が全豪決勝で敗れたケルバーとあっては、連敗は女王のプライドが許さなかったはず。コート上を強風が吹く難しいコンディションで簡単なミスもありましたが、精神的には全く乱れる様子がありません。
勝因はやはりロングラリーを避け、徹底的に攻撃したことでしょうか。ヴィーナスも同じような作戦を実行していましたけど、サーブ力はセリーナの方が圧倒的に上。全豪決勝では3セットで7つにとどまったサービスエースが、この試合は2セットで13まで増えました。特に、最終ゲームの3連続ウィナーは圧巻でしたね。同様に、全豪では5割を切っていたネットでのポイント率も今回は73%まで上げています。久々に彼女の攻撃テニスが高いレベルでまとまった一戦でした。
GS決勝で3連敗となればいよいよセリーナ時代も終焉と言い切るつもりでしたけど、撤回します…。ヴィーナスと組んだダブルスでも優勝しているんですから、まさに女王に相応しい存在感。

敗れはしましたが、ケルバーも最後まで高いレベルを維持し続けました。今回はNHKでもケルバーの試合が4回戦以降すべて観ることができましたけど、本当に安定感も攻撃性も増しました。ストロークで彼女の守備を崩すのは本当に大変でしょうし、あのカウンターはファンでなくても惚れ惚れします。
ムグルザ、ラドワンスカ姉との2位争いもこれで少し抜けた感じもしますが、一つだけ注文を出すとすれば左利きを活かしたサービスが欲しいところですね。芝ではアドサイドから外に切れていくレフティのサービスが活きるとよく言われますけど、残念ながらクヴィトワやサファロワのようなサービスがケルバーにはありません。このあたりでフリーポイントを奪えるようになるとさらに上を狙えるような気がします。

大会全体を振り返る時間は残念ながらあまりありませんが、一つだけ触れておきたいニュースがあります。
スヴェタが2010年以来、6年ぶりにトップ10復帰を果たしました! このあたりのポイント差はほとんどないので一時的なものになる可能性もありますけど、これをきっかけに本人もさらにモチベーションを高めてくれたら嬉しいな。相性はよくないですけど、東レPPOにもポイント稼ぎに来てください。

そして、今後は北米ハードシリーズとそれに挟まった形のリオ五輪。五輪が入り変則的になったスケジュールがプレイヤーたちにどんな影響を及ぼすか、気になるところです。
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