ウィンブルドン2016 準決勝

Serena Williams(1) - Elena Vesnina 6-2, 6-0
Angelique Kerber(4) - Venus Williams(8) 6-4, 6-4


準決勝は順当な結果になりました。僕は秘かにヴィーナスの決勝進出を願っていましたが、実現はせず。

ヴィーナスはケルバーのカウンター対策を練って、それを実行していたと思います。早い段階でコースを変え、隙があれば一気にネットへ詰める…。ヴィーナスからは往年のパワフルな1stサービスは消え、どちらかと言うと守備型プレイヤーっぽくなってきましたけど、相性のいい芝ということもあり、この日は両翼から放たれるダウン・ザ・ラインが炸裂していました。
しかし、早い攻めを徹底した分、もったいないミスもありましたね。ストレートで決着した試合にもかかわらず、トータルポイントは63-58の僅差。それだけ、競った試合でケルバーがギアを上げ、ヴィーナスはミスを引き出されたという証拠でもあります。
ただ、敗れたとはいえ、ツアーを30年も廻り続けている36歳のヴィーナスが、2010年全米以来となるGS、ウィンブルドンでは実に7年ぶりとなる4強を果たしたというのは本当に素晴らしいこと。しかも今回はセリーナと組んだダブルスでも勝ち進んでいますから驚異的です。ここ数年、「今年が最後かな」と見続けてきましたけど、これなら来季にも期待していいかな。やり切った感が出てしまう可能性もありますが…。

もう一つの準決勝はセリーナの圧勝に終わりました。予想以上のワンサイドゲーム。
ベスニナが悪かったとは思いません。フラットストロークは相手コート深くに突き刺さっていましたし、ネットプレーにも果敢に挑んでいました。ただ、セリーナの方が落ち着いていて返球が浅くならないためなかなかポイントに繋がらず、逆にサービスでは一本でポイントを奪われてしまう…。これが最終的にベスニナにプレッシャーを与えていった形でした。
セリーナはほぼ完璧でしたね。ベスニナの攻撃がやや単調だったにせよ、他のプレイヤーならもっと簡単に押し切られていたはず。さらにネット際の攻防でも巧さが光り格の違いを見せつけていました。このテニスに勝てる選手はいないでしょう。昨年の全米以降、GS終盤に強かったセリーナにしては珍しく調子が上がり切らない大会が続きましたが、今回はパブリチェンコワ戦、ベスニナ戦といい状態に仕上がってきているように思えます(しかし、4回戦のスヴェタから、ロシア勢は3連続でスヴェタに粉砕されたんだな…)。

これを書いている時点で決勝が終わってしまっているので予想はしませんが、芝というサーフェスを考えれば最も好ゲームが期待できる二人の決勝になった2016年のウィンブルドン。序盤は天候が崩れてファンの方もペースを乱されましたけど、いい形で終わりそうで何よりです。
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