全仏オープンテニス2016展望

前哨戦をじっくり追えないまま迎えてしまった今年の全仏オープン。毎度毎度の言い訳になってしまいますが、簡単に展開を予想してみます。
ドローはこちらから(PDF版)

▼セリーナ(1)、イヴァノビッチ(14)、スビトリナ(18)、ムラデノビッチ(26)、奈良

優勝候補はもちろん女王セリーナですが、ローマで優勝したものの、それ以外のクレートーナメント出場はなく、調子が見えない部分もあり。それでも、セリーナに対抗できる力が見当たらないのも事実なんですよね。全盛期のイヴァノビッチならまだしも昨季からまだプレーが縮こまっていますし、エナンをコーチに迎えこれからと思われたスビトリナも前哨戦はいまいち。むしろ、セリーナvsムラデノビッチの3回戦の方が競るような気がします。

▼アザレンカ(5)、スアレス・ナバロ(12)、シブルコワ(22)、ペトコ(28)、プチンツェワ

今季既に3勝を収め強さが戻ってきたアザレンカですが、全仏ではベスト4が最高、それどころかキャリアを通してもクレーのタイトルは22万ドルのマルベージャの一度だけ、と決していい条件が揃っているとは言えません。マドリードで痛めた腰の状態も気になるところ。
アザレンカの対抗馬はカルラとシブルコワ。両者ともクレーで強く、大物食いできるポテンシャルも秘めているだけに、上位進出の可能性は十分にあると思います。

▼ケルバー(3)、キーズ(15)、コンタ(20)、カサッキナ(29)、ガブリロワ、バーテンズ

全豪でまさかの優勝を果たしたケルバー。タイトルホルダーとしてのプレッシャーと戦うことになる今回はいきなりバーテンズと当たる厳しいドロー。そこを突破してもジョルジやカサッキナといった難敵が待ち受けていて、勝ち進んだとしても相当消耗しそうです。
キーズはローマの準優勝でクレーでも有力だということを証明しましたが、2回戦のガブリロワが怖いですね。個人的にはカサッキナとガブリロワの4回戦を希望!

▼バシンスキー(8)、ヴィーナス(9)、ヤンコビッチ(23)、ニクレスク(31)、ジークムント、ブシャール

昨年ベスト4のバシンスキーと、経験なら誰よりも上をいくヴィーナスが中心となるブロック。本来ならクレー巧者のヤンコビッチも絡んできそうなんですが、彼女は肩の故障後、検査で腫瘍が見つかった(幸い、良性だった模様)こともあり、調整不足で大会に臨むことになってしまいました。ま、ここはバシンスキーもヴィーナスも安定感に欠けるので、荒れるかもしれませんね。
個人的には初戦からジークムントとブシャールが当たるのが興味深いところ。

▼ヴィンチ(7)、クヴィトワ(10)、カロリナ・プリスコワ(17)、ベグ(25)

何だかここのシードは速いサーフェスの方が好きそうなプレイヤーが揃っていますねぇ。しかも、みんな調子が不安定。経験に勝るクヴィトワが最有力でしょうが、他のプレイヤーにもチャンス有。ヴィンチは初戦のボンダレンコ妹が危険!

▼ムグルザ(4)、スヴェタ(13)、パブリチェンコワ(24)、マカロワ(27)

スヴェタは初戦から曲者シュベドワとの対戦に…。その後も3回戦でパブリチェンコワというのに嫌な予感を覚えますけど、4回戦でムグルザというのは決して悪いドローではないような気がします。今年はコロッと負けたかと思えば、優勝したりセリーナを破ったり活躍も見せるスヴェタ。始まってみないと調子が全く見えずに、例年以上にドキドキします。

▼ハレプ(6)、サファロワ(11)、ストーサー(21)、オスタペンコ(32)、土居、日比野、大坂

このブロックの日本人は何と全員がシードプレイヤーとの対戦になってしまいました。何という運の悪さ! ちなみに、土居はストーサー、日比野はハレプ、大坂はオスタペンコと当たります。チャンスはなくはないですが、日比野はかなり厳しいか…。
ハレプも一昨年ほどの安定感がないものの、この面子なら勝ち進んでいかないといけないでしょう。というか、せっかくセリーナやアザレンカと離れたんだから、ここで一気に決勝に進んで復活をアピールしてもらいたいところ。

▼ラドワンスカ姉(2)、エラーニ(16)、スティーブンス(19)、ストリコワ(30)、ガルシア、ガスパリアン

WTA随一の安定感を誇るラド姉が最も相性が悪いのがクレーコート。今季もスタートダッシュに成功しながら、やはりクレー季に失速気味です。本人ももちろん好成績は狙っているんでしょうけど、優勝を狙うとなるとウィンブルドンでしょうから、今回はベスト8あたりに入ってくれればいいや。要注意は2回戦で当たるガルシアでしょうか。前哨戦で優勝していますし、元々爆発力はありますから油断禁物です。

というわけで、希望を半分込めた準々決勝は
セリーナvsスアレス・ナバロ
カサッキナvsジークムント
クヴィトワvsスヴェタ
ハレプvsラド姉

そして、セリーナとハレプの決勝でハレプが涙のGS初制覇と予想します。
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テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

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全仏

お忙しそうですね。
お仕事がお忙しいのは良いことですよね。
でもお体はご自愛くださいませ。

さて、全仏ですが、なんとケルバー、アザレンカが早々と敗退。
ヴィッカは怪我みたいですが、ケルバーは?!

大坂なおみもダニエル太郎も、ハーフということで体格もよく楽しみです。

私はAmélieはAndyのコーチじゃなくなりましたので、心置きなくRafa応援です。^^;
いろいろあったようですが、全仏ではインタビューに行ったらしく、Andyが「まさかあなたが来るとは...」と言ったとか。
そういうところがAmélieだなぁと思います。

では、またUPされるのをお待ちしてます。

連続で失礼します

Rafaは手首の怪我のため、戦線離脱ですv-12
悲しい。。。

何とか…

ご心配くださりありがとうございます。
週末のうちに少しでも更新できればいいのですが、今のところは毎晩結果をチェックするだけで精一杯で、なかなか詳細までは…といったところです。

ケルバーの敗退は、相手が絶好調のバーテンズだったこともあるでしょうし、やはりプレッシャーも大きかったのではと推測します。
GSを初制覇した直後のGSで初戦敗退を喫するというケースは珍しくなく、ここ数年で思い出せるだけでもスキアボーネ、ストーサー、クヴィトワあたりが同じ目に遭っているんですよね。
それだけ注目を浴びる中で勝ち続けるのが難しいということなんでしょう。

男子はユーズニーとシモンの敗退で7割方終了…。
さらに、久々に調子良さげと思っていただけにナダルの棄権には驚かされましたし、非常に残念でした。
マレーの方は1、2回戦は大苦戦でしたけど、クレーでも優勝候補に名を連ねるようになったのはアメリー効果もあるんじゃないのかと勝手に思っています。
でも、残ったメンバーで優勝に期待するのはバブリンカか錦織くんかなぁ。

ずっとブログは拝見していましたが、コメントするのは3年以上ぶりです。

ラドワンスカはプロになりたて、というか 2012年に覚醒する前まではクレーが得意だと明言して、フェドもホームコートで試合する際わざわざクレーを選ぶような選手だったのにここのところクレーが苦手になってしまったんですかねー、、、
ジュニアのころからラドワンスカの大ファンなので、優勝は難しいにしてもハレプとの準々決勝まで頑張ってもらいたいです。

赤土のラド姉

山田さん、お久しぶりです!
コメントありがとうございます。

ラドワンスカ、そんな発言をしていたんですね。
確かに全仏はジュニアタイトルも持っていますし、苦手というのは言い過ぎなのかもしれませんが、個人的な見解では全仏で勝つにはストロークパワーに欠けるんだと思います。
球足の遅いクレーでは構えて打てる場面が増えますけど、ラドワンスカは十分に構えても破壊力のあるショットは打てません。
どちらかというと、速いサーフェスで粘りながら相手の時間を奪っていくテニスですし…。
プレースタイルは少しずつ違いますが、ヒンギスやウォズニアッキがクレーでは他のサーフェスほど結果を残せなかったのも、同じような理由じゃないでしょうか。

とはいえ、まだまだテニスは進化中だと思いますし、全米のストーサーや全豪のケルバーのようにまさかの優勝というケースもあるので、4回戦以降にも期待しましょう!
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いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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