キングスマン 他

追憶と、踊りながら ★★★★★★★☆☆☆
息子を亡くした中国人のジュン(チェン・ペイペイ)と、その息子の恋人で会ったイギリス人青年(ベン・ウィショー)が、様々な問題を抱えながら交流を深めていくというドラマ。
同性愛者が恋人の存在を明かせず葛藤する様子も、隠し事をされて結果的に介護施設に閉じ込められた母親の孤独も、同時進行でよく伝わってきます。母親は偏屈ではありますが、彼女は彼女で言葉の通じない国の介護施設に入れられたという同情すべき状況があるわけで、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のセルマ同様、頑なにならないと生きられない部分があったんでしょうね。そういう想像力を掻き立てられる点が本作の最大の魅力。逆に、時間が大きく進行するわけでもないし、派手な事件も起きないので、想像力を使っていかないと全く楽しめないかもしれません。
ちなみに、今作のベン・ウィショーは、ルックス的にはこれまでで最も好きというか、最も素に近い姿なのではと思わせるような自然な表情を見せてくれます。ベン・ウィショー好きはこれだけで観る価値あり。

キングスマン ★★★★★★★☆☆☆
これはもう、コリン・ファースのアクションを見る映画でしょう。序盤での傘を使ったアクションはもちろんですが、見どころは教会での大虐殺シーン。シリアスなイメージのあった彼が髪を振り乱しながら暴れるのは新鮮。人が死にまくるシーンなのに、グロさを感じさせないコミカルかつスタイリッシュな演出によって、抜群の爽快感が得られるんですよね。ガゼルと戦うシーンもなかなかの盛り上がりで、もっと見たかったという不満が出るくらい。マイケル・ケインやサミュエル・L・ジャクソンも期待通りの存在感を見せてくれましたし、工夫がされた武器の数々も「007」や「M.I.」シリーズのような王道スパイ映画とは違っていて面白いです。
ただし、ストーリー上仕方がないとはいえ、ハリー(コリン・ファース)の出番が終わってから面白さが半減してしまったのは残念。一応、主役はタロン・エガートン演じるエグジーになりますし、個性的な面々を相手に頑張ってはいるんですけど、彼のアクションは魅力に欠け、明らかに銃弾を食らっていそうなタイミングでも無傷なのに興醒めしてしまいました。

◆マシュー・ヴォーン監督作品の評価
「X-MEN ファースト・ジェネレーション」 ★★★★★★★★☆☆
「キック・アス」 ★★★★★★★☆☆☆

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テーマ : 映画★★★★★レビュー
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