やましげ春のしげ祭り本公演 ~主演 山崎樹範~

主演 山崎樹範

赤坂RED/THEATERにて、初観劇となるやましげの一人芝居。演出はマンボウやしろ、脚本はやましげと親交のある著名人6名が手掛けています。
初めてのRED/THEATERはキレイで居心地のいい劇場でしたが、出入り口が一ヶ所しかない上に、前後の空間に余裕がないため、反対側への移動がかなり大変。劇中に体調を崩したら最後ですね。

作品の方は予想以上にバリエーション豊かで、冒頭の「小天狗」から惹き込まれました。
腐れ縁の元力士についてひたすら喋り倒すやましげ。途切れることのない一人喋りでも一切噛むことなく、笑いながらも感心しっぱなしでした。小天狗のポエムの場面で、松村武さん脚本だと気づきましたよ。膨大なセリフ量をこなせるのは長年カムカムに所属していた成果なんでしょう。個人的には6編の中で最も好きなエピソードでした。

「小天狗」後にMCが挟まる…と思いきや、実は劇団ひとり脚本の「マリオネット」だと判明。冒頭の下ネタで客席の空気が一瞬固まるも、実は劇団ひとりの悪ふざけに翻弄されているというオチで、徐々に雰囲気も緩んできました。結構ベタな内容なんだけど、そこに持っていくまでの巧さや、最終的に大沢あかねの名前まで引っ張り出してあの一発ギャグをやってしまう強引さも含め、劇団ひとりのネタ作りは好きだなぁ。

ただ、最初の2つが好きだっただけに、徐々にトーンダウンしてしまった部分もありました。やっぱり自分はヘタレなやましげが見たかったようで、シリアスな話ではところどころ睡魔に襲われたりも…。最初の2編以外では「抱き枕のつぶやき」の抱き枕役が異常にかわいく、女性ファンが悶絶するのがそこかしこで確認できました。終盤には抱き枕姿で客席を一周する場面もあり、ファンサービスはピカイチ。

シリアス系の中では「煙突の上」が抜きん出てよかったです。
これは陸前高田で被災した米沢さんの体験談で、米沢さんが憑依したやましげが煙突の上で淡々と語るだけなんですけど、これまで見たことがないほどの重いトーン、そして独特の東北訛りまで再現されていて、圧倒されます。震災から5年経ち、至るところで特集を見かけましたが、こんなアプローチもあるのかと目から鱗が落ちました。

2時間で6役、待機時間もないのにコロコロと表情を変えられるやましげを堪能し、やはりいい役者だと再確認。そしてどんな役を演ろうとどんなセリフを吐こうと、客席からも温かい空気が漂っていて、結局ここにいるみんな、やましげのことが大好きなんだなと感じた2時間。幸せでした。自分は通ってこなかったんですけど、ラジオ「SCHOOL OF LOCK!」やドラマ「天体観測」でファンになった人にはピンとくる選曲だったみたいですね。
4月のコメディも観に行きたいけど、金銭的な問題もあるし、繁忙期にも入ってしまうということで断念。秋くらいに再度小さなハコで舞台に立ってほしいです。
スポンサーサイト

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本