THE LAST OF US (PS3)



週末にちくちくと進めて約5ヶ月。ようやくエンディングに辿り着きました。序盤の展開だけ見ると「バイオハザード」系のホラーゲームのようですが、根底にあるのはかなりシリアスなヒューマンドラマ。恐怖感はあまり感じられませんけど、緊張感はしっかりあり、戦略性豊かな戦闘が楽しめます。

この戦略性というのが本作最大の面白さではないかと思いますね。
例えば、目の前の敵にまだ気付かれていない時、
(1)真っ向勝負
(2)敵の視界の外から狙撃
(3)背後から忍び寄ってナイフなどで近接攻撃

といった攻撃法が選択できます。その(3)にしても、瓶を投げつけて敵の注意を逸らすというテクニックがあり、特に目が見えない代わりに聴覚に優れた感染者相手には非常に重要な戦法になります。敵が基本的には人間と感染者の二種類しかいないのに、ちっともダレないのはその戦略性とシチュエーションの豊富さのためでしょう。

グラフィックはPS3では最高レベルで、海外ドラマや映画の世界をゲームでも違和感なく味わえるようになったのかと感動しました。大抵ストーリーを重視したゲームはムービーが冗長になりがちで、ムービーの終了とともに「やれやれ」と言いながら一旦置いたコントローラーを持つことになるんですが、「THE LAST OF US」は操作シーンとムービーの配分が絶妙。ゲームのテンポが犠牲になっていないという点では「アンチャーテッド」シリーズで培った技術が活かされていると思います。ストーリーへの没入感を考えると、展開が一本道なのも納得できます。
ストーリー自体も、味方が死ぬ時は大きな目的のためか、実は生きていて途中から戻ってくるといった、過去のゲームにありがちなオチがなく、生き残るために他人を見殺しにする必要が出てくるのが映画的。

その上で、ゲームとしての快適性も合格点に到達しているのが素晴らしい!
サクサク進められる難易度ではないものの、リトライに時間がかからないので失敗が苦にならないですし、ステルス重視の戦闘ながら難易度設定次第ではある程度ゴリ押しも可能です。硬派なゲームのようで、正面突破、繊細な技術、戦略性、どれを重視してもクリアできるバランスを兼ね備えている点にも感心しました。

数少ない不満点としては、(サバイバルゲームだから仕方ないんですが)武器の成長要素が少ないことですね。「バイオ4」ほどの周回プレイは期待できなさそう。
それと、これまでと全く違う体験を期待すると物足りないと思います。本作はあくまで「バイオハザード」、「メタルギアソリッド」、「アンチャーテッド」といった革新的だったソフトの集大成といった印象で、傑作と呼べるほどの衝撃は受けませんでした。それでも、PS3を持っていたら遊ぶべきソフトのうちの一本にはなるでしょうが。

★★★★★★★★★☆
(プレイ時間:約20時間、初級クリア済)
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テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

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