Honeymoon / Lana Del Rey



Lana Del Reyの曲はシネマティックという言われ方もしますけど、頭の中で映画のワンシーンが作り上げられるような楽曲たちを目の前にすると、確かにその例えが当てはまるような気がします。最近「華麗なるギャツビー」を再観賞して、「Young And Beautiful」のハマり様に改めて驚かされました。そのうち、彼女のアルバムを基にして短編映画を制作してくれたら観てみたいものです。

さて、この4thアルバム。
音の面ではダークだった前作よりも「Born To Die」の頃に戻ったようでだいぶ聴きやすくなりましたね。ですが、前々作ほどのメリハリはなく、単調さは否めません。アンニュイなヴォーカルが個性的な分、トラックにインパクトがないと後半に集中力が切れてしまうんです。
ヴォーカル自体も以前はもっと多用していた低音があまり聴けなかったのが残念。「Born To Die」に収録されていた「Off To The Races」などは、1曲の中でも多重人格者のようにコロコロとヴォーカルの表情が変わるのが好きだっただけに…。ちょっと自分が望んでいない方に落ち着いてしまったかな。

それでも、1曲1曲は見事に作り込まれています。生楽器だろうとエレクトロだろうと揺らがない、儚げで生々しいヴォーカルにより確立された世界観は変わりません。涼しくなり心地よい風も吹いている秋に聴くにはピッタリの一枚でしょう。ラストのNina Simoneのカヴァー「(14)Don't Let Me Be Misunderstood」は、トラック自体はアルバム中ではやや浮いた印象を受けるものの、メッセージ性は強く、作品の締め括りとしては美しいと思えました。

★★★★★★★☆☆☆

◆前作の評価
「Ultraviolence」 ★★★★★★★☆☆☆

「High By The Beach」(US51位)
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テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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