思い出のマーニー 他

思い出のマーニー ★★★★★★★★☆☆
原作未読。
"秘密の共有"とはまた、距離が縮まるキーワードを持ち出してきましたね。前半は「崖の上のポニョ」や「風立ちぬ」のような映像的な見せ場はなく、退屈で、ジブリも久々にやらかしたか!?と思ったものですが、後半の盛り上がりは見事でした。主人公の唯一の友人になりながらも、突然姿を現したり消したりする謎の少女マーニー。彼女の正体が判明した時は胸が熱くなり、最後まで観続けてよかったと心から感じることができました。
主人公の杏奈は共感を呼びづらいキャラクター設定だとは思います。壁が厚く、他人に心を開くことができず、そんな自分を嫌う杏奈。その苛立ちからさらに他人に冷たく当たってしまうので、普通に見るとただのイヤな子でしかありません。けれど、彼女と同じような悩みを抱えている子も決して少なくないはずですし、そんな自己否定の強い思春期の子に対し、どう愛情を注いであげるかというのも大人たちの役目なんでしょう。小学生には難しいでしょうが、中学生なら中学生の、大人には大人の見方ができる秀作です。
余談ですけど、彩香の声が可愛いと思っていたら杉咲花だったんですね。この子の声のインパクトは強いなぁ…。

◆ジブリ作品の評価
「風立ちぬ」 ★★★★★★★☆☆☆



WOOD JOB! 神去なあなあ日常 ★★★★★★★★☆☆
林業をテーマにした三浦しをん原作を、「ウォーターボーイズ」などでお馴染みの矢口史靖監督が映画化。こちらも原作は未読ですが、さすが矢口監督、間口をとことん広げて誰もが楽しめる作品にしてきましたね。
コミカルにもシリアスにも振り切れる染谷将太を主演に据え、今や日本を代表する肉体派俳優となった伊藤英明を持ってきた時点で、本作のクオリティは保証されたと言っていいでしょう。舞台が海であろうが山に移ろうが伊藤英明はどこまでも伊藤英明でしたけど、この作風にはピタリとハマっていました。チャラい染谷将太も意外と自然でビックリです。
ストーリーは始まった時点で結末を二択程度に絞れるほど単純なもので深みはないものの、鮮やかな山の景色を満喫するうちに、林業という馴染みのない仕事を自然と学べるというだけでも、本作の価値は十二分にあると感じられます。「ウォーターボーイズ」で男子シンクロに注目が集まったように、本作も林業に興味を持つ若者が増える可能性を秘めているんじゃないでしょうか。

◆矢口史靖監督作品の評価
「スウィングガールズ」 ★★★★★★★☆☆☆

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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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