全米オープンテニス2015 準決勝

Roberta Vinci - Serena Williams (1) 2-6, 6-4, 6-4
Flavia Pennetta (26) - Simona Halep (2) 6-1, 6-3


朝起きて結果をチェックした時の衝撃たるや!

年間グランドスラムまであと2勝に迫っていたセリーナがここで敗れました。しかも相手は過去4戦して1セットも失ったことのなかったヴィンチ。もちろん、ヴィンチもGSの準決勝まで上がってくるほどですから調子はいいはずです。それでも、ブシャールの棄権というラッキーもあり、シード選手との対戦はこれが初めてですから、セリーナとは比較にならないと誰もが思っていたでしょう。

第1セットはあっさり奪っていますし、スタッツを見る限り、セリーナ大乱調という風ではなかったのかな。サービスエースはさすがの16本。アンフォーストエラー(UE)は40本あるものの、ウィナーも50本あります。強いて言えば、バックハンドストロークがウィナー7本に対し、UEが22本ということで、そこに組み立ての難しさを感じていたかもしれません。
対するヴィンチも決して絶好調というスタッツではないですが、勝負どころでスーパープレーを見せてくれましたね。思い出せば、セリーナは3回戦でマテック・サンズのトリッキーなテニスに苦しみました。思い通りのテニスができない時に、不慣れな仕掛けをされるのは女王であってもストレスが溜まるものでしょう。

セリーナは大会前から「プレッシャーはない」としきりに語っていましたし、その真偽は本人にしか分かりませんが、やはり周囲には理解できない苦しみはあったと思います。試合後の記者会見は3分で切り上げたようで、これは本人も相当引きずりそうだ…。
すべての選手が照準を合わせてくるグランドスラムで年間28試合すべて勝ち切る難しさ、そして失うものがない挑戦者の怖さが改めて証明された一戦でした。

もう一試合は、意外にもワンサイド。雨で準決勝が一日延期になったのは、4回戦、準々決勝と激闘続きだったハレプに有利に働くだろうと予想しましたが、全くいいところがありませんでした。実力は申し分ないけど、たまにこういうおかしな負け方をするのは気になります。

というわけで、決勝はまさかまさかのイタリア人対決となりました。大会前にこのカードを予想した人が世界中にどれだけいたのか…。いや、それどころか、4強が出揃った時点で予想できた人すらほとんどいないんじゃないでしょうかね。
自分はヴィンチを応援します。フォアはトップスピン、バックは片手でスライス主体という彼女のプレースタイルははっきり言って旧世代的。しかし、グラフのテニスに魅入られてきた世代としては、スライスで展開を作るテニスはたまらなく魅力的に見えるんです。このテニスでGSのタイトルを獲るところまでいけるのか、個人的には非常にワクワクしています。
ただ、客観的に見ると6:4か7:3でペンネッタ有利かな。少しずつではあるものの、ランキングやGSの実績で上回っていますし、全米は2008年以降、出場しながらベスト8入りを逃したのはたった一度だけと抜群の相性を誇っています。二人のトップ5プレイヤーを破って調子を上げているペンネッタを止めるのは至難の業でしょう。2004年のディメさんのように、同胞との決勝でメンタルが揺れたりする可能性も低そうですしね。
スポンサーサイト

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本