アメリカン・ハッスル 他

ダラス・バイヤーズクラブ ★★★★★★★☆☆☆
HIVの陽性反応が出て余命30日と診断されたカウボーイが、抗HIV薬を販売する会員制のクラブを設立。同性愛への偏見が強く、自らの病を受け容れることのできない主人公が、なぜ金儲け以外の目的で他人を助ける気になったのかというところに焦点が当てられているんです。
が、肝心の部分がぼやけていたせいで平坦な印象を受けてしまったのが残念。
実話を基にした物語だけあって、人物の描き方はリアリティがあっていいんですけどね。主人公は滅茶苦茶な人間ではありますが、悪い人間ではないというのが垣間見えるし、認可されていない薬を売るという行為が悪とは言い切れない複雑な面も伝わってきます。彼に共感できないことがかえって、普段いかに自分が理由もなしにルールを信じていたのか考えされました。
さて、本作の注目ポイントはマシュー・マコノヒーの激痩せ(からくりTVで替え歌を披露していた酒井素樹さんにしか見えない…)とジャレット・レトの女装でしょうね。両者とも驚くほど違和感なし。ただ、作品のグレードを引き上げるところまではいかなかったな。

アメリカン・ハッスル ★★★★★★★☆☆☆
クリスチャン・ベイル、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス、そしてジェレミー・レナーといった演技派俳優がズラリと揃い、昨年の賞レースを賑わせた実話ベースのドラマ。
こちらは1970年代のアメリカが舞台ということで服装や髪形に至るまで凝りに凝っているんですが、演出過多で作り物っぽさが出てしまっているような気も…。それでありながら展開が入り組んでいて理解が難しい面もあり、全面的に「面白かった!」とは言い切れませんでした。
それでも、脚本から映像まで練りに練られていて、繰り返し観賞すれば自分の中でも「世界にひとつのプレイブック」よりも上の評価になると断言できるクオリティです。
特にジェニファー・ローレンスが「Live And Let Die(死ぬのは奴らだ)」を熱唱しながら掃除をするシーンが素晴らしい! 彼女、以前から上手い女優でしたけど、大好きなエイミー・アダムスの存在まで掻き消すほどの凄みを見せてくるとは。このシーンのためだけでも本作を観た甲斐はありました。

◆デヴィッド・O・ラッセル監督作品の評価
「世界にひとつのプレイブック」 ★★★★★★★★☆☆


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