ゴーン・ガール 他

ゴーン・ガール ★★★★★★★★★☆
女性が謎の失踪を遂げるが、実は彼女には秘密が…という設定だけ聞くと「渇き。」のようですし、冷め切った夫婦関係は「ブルーバレンタイン」のよう。しかし、実体はデヴィッド・フィンチャーらしさが前面に出たエンタメ性の高い映画でした。結構な長尺で派手なシーンがないにもかかわらず、飽きさせない作りはこの監督の手腕あってこそですね。
記者会見を開いて世論が変化したり、メディアによる心証操作などはいかにもアメリカ映画的なんですけど、社会派作品ではなくパーソナルな映画として観るとワクワクと戦慄を同時に味わえます。
しかしこれは史上最凶の"結婚は墓場映画"。幸せな夫婦関係を送っている人なら他人事として笑えるかもしれませんが、若干でも問題を抱えていたり、これから結婚するつもりの人は覚悟して観た方がいいかもしれません。

◆デヴィッド・フィンチャー監督作品の評価
「ドラゴン・タトゥーの女」 ★★★★★★★★☆☆



LIFE! / ライフ ★★★★★★★★☆☆
空想好きには堪らない設定ですね。妄想癖があり、すぐに別世界に飛んでしまう主人公ウォルターは多くの人にとって感情移入しやすいキャラクター。妄想の世界はどれも美しく、その映像だけでも満足できる人も多そうです。
ただ、万人が共感できるリアリティを持っている反面、ドラマ性には欠けるので、自分はかなり冷静に見てしまったな。LIFE誌廃刊でリストラの危機には晒されているものの、片想い中の女性も優しいし、カメラマンには仕事ぶりを評価されているし、スケボーも圧倒的に上手いしで、現実逃避が必要なほどの悲壮感が主人公からは感じられません。これを大きな夢を掴んだ男の話と考えてみると単調に映るでしょう。
それでも、誠実な男が以前から培ってきた小さな努力が少しずつ目を結び、僅かながらも人生を切り拓いていく様は心地よい温もりを持っています。予想通りの結末なのに、それでも胸が熱くなるのは主人公の誠実さが見えてくるからでしょうね。


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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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