それでも夜は明ける 他

それでも夜は明ける ★★★★★★★★☆☆
昨年のアカデミー作品賞受賞作。
奴隷制度や人種差別を扱った数ある作品の中でも、確かにこれは一級品ですね。史実を基にしながらも展開が平坦にならず、最後まで飽きずに楽しめます。
キウェテル・イジョフォーは見事な演技。さらにマイケル・ファスベンダーやベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットといった人気俳優を脇に据えた完璧な布陣で、これもまた文句のつけようがないほど。ブラピの役は理解のある白人だったけど、悪人ではないけど強い人間ではいられなかったベネディクト・カンバーバッチの役の方がリアルで親しみが持てました。
難点はまとまりがありすぎるところか…。悪いことではないはずなんですが、そのせいで衝撃的な題材の割に後に残るものが少ない気がします。
それと、この邦題は何だかなぁ…。原題の「12 Years a Slave」のままでは難しかったかもしれませんけど、それと同様の意味を持たせるかもう少し捻るか、どちらかに寄せてもよかったのでは?

◆スティーヴ・マックイーン監督作品の評価
「Shame/シェイム」 ★★★★★★☆☆☆☆

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キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー 他

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ブルージャスミン ★★★★★★★☆☆☆
アカデミー主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットは他でも素晴らしい演技を見せているので、衝撃を受けることはありませんでしたが、それでもラストの疲弊した表情は見事。
しかし、作品自体はセレブ女の転落人生を期待すると拍子抜けするかもしれませんね。主人公のジャスミンが思っていたほど嫌味な性格ではないんです。確かに現実を直視できず、過去の自慢話ばかりする嫌なヤツですが、自分にもこんな一面があるのではと考えらせられるような妙なリアルさがあり、笑い飛ばすことができません。だから、彼女を嘲笑する周囲の人間にも腹が立つ…。ウディ・アレン作品には珍しく憂鬱な映画でした。
ラストで明らかになるある真相も、驚かされるというよりも人間の弱さをぶつけられたように思えて再び憂鬱に…。この二つの面こそが本作最大の魅力なので、これを冷静に見られるかどうかで評価が大きく分かれそうです。
余談ですけど、主人公のイタさ具合では「ヤング≒アダルト」の方が上かな。

◆ウディ・アレン監督作品の評価
「ミッドナイト・イン・パリ」 ★★★★★★★★☆☆
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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