Music Review (2015年2月Part1)

Avril Lavigne / Avril Lavigne ★★★★★☆☆☆☆☆
自身の名前をタイトルにしたアルバムは、そのアーティストの自己紹介的なデビュー作か自信作、もしくは自分の傷までも曝け出した内省的な作品かのどちらかと相場が決まっていますが、彼女の場合はジャケットから内省的なものと見せかけて中身は従来路線。現在の等身大のAvrilといったところでしょうか。
「(1)Rock N Roll」からの4曲は彼女らしいパンクポップ。ファンが最も喜ぶタイプでしょう。その後、夫であるChad Kroegerと共演を果たした「(5)Let Me Go」や、Marylyn Mansonとの「(7)Bad Girl」はゲストのカラーとAvrilらしさがいい具合にブレンドされアクセントになっています。
しかし、リリース当時騒がれたように、日本の文化を題材にした「(8)Hello Kitty」がすべてをぶち壊しているのは間違いありません。このダサさが狙ったものなのかどうかはともかく、アルバムの中間地点に持ってくるにはあまりにも毛色が違いすぎて一気に冷めてしまうんです。Gwen Stefani「Harajuku Girls」のように日本のポップカルチャーをアルバムに取り入れ成功させるのは確かに簡単なことではないと思うんですが…。

◆前作の評価
「Goodbye Lullaby」 ★★★★★★★☆☆☆

「Hello Kitty」(US75位)


Reality Show / Jazmine Sullivan ★★★★★★★★☆☆
2ndアルバムリリース後、一度は引退宣言までしファンをやきもきさせたJazmineが4年のブランクを経て戻ってきました。実力は確かな人なので、モチベーションさえあれば内容に不安はなし。シンプルさがかえって胸に沁みてくる「(2)Mascara」、そして比較的オーソドックスなR&Bでシングルカットにも期待したい「(6)Let It Burn」から妖艶な「(7)Veins」の流れには完全にとろけます。一際ダンサブルな「(10)Stanley」だけが浮いている気もしますが、アルバムの質を下げるようなものではありません。
正直、近年のR&Bに耳が慣れていると地味な内容に映るのは確かです。ただ、ヒット性の高いシングルを盛り込むことばかり意識したアルバムが量産されたことが、R&B離れを生んでいるわけで、本作の価値は時間が経つごとに増していくのではないでしょうか。過去2作は超えていませんけど、今後コンスタントに新作をリリースするきっかけとなるのなら満足のいく出来。逆に、この1枚で再び長い沈黙に突入するようなら「この程度で…」という思いは残ります。

◆前作の評価
「Love Me Back」 ★★★★★★★★☆☆

Reality ShowReality Show
(2015/01/13)
Jazmine Sullivan

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「Dumb」(US R&B48位)
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