白ゆき姫殺人事件 他

白ゆき姫殺人事件 ★★★★★★★★☆☆
サクサク読めるけど深みはさほどなしの湊かなえ作品ですが、映像化との相性はよく、日本アカデミー賞を受賞した「告白」だけでなく、「夜行観覧車」や「Nのために」といったTVドラマ化も成功させています。今回も原作以上のものに仕上がっていますね。
小さな町で起きた殺人事件に好奇心で引き寄せられる大衆。現在はSNSという手軽なツールがあるために誰もが無責任に情報や感想を発信することができ、マスコミで伏せられている情報もネットで調べれば簡単に入手することができる時代。楽をしながら他人よりも多くの情報を得ているような錯覚に陥ることもあるわけで、そんな無責任な報道の怖さをまざまざと突きつけられます。ネットが生活の中でどのくらい重要なものなのかによって、この映画の評価は大きく分かれそう。
深みのなさは相変わらずですで、2時間のTVドラマで済みそうですけど、キャストの豪華でテンポもよく、飽きるということはありませんでした。容疑者の城野美姫を演じるのが井上真央ではかわいすぎるのでは?という疑問も、ラストのアン(井上真央)とダイアナ(貫地谷しほり)には涙腺が緩み、この二人がキャスティングされた意味が生まれたように思えました。

◆中村義洋監督作品の評価
「ゴールデンスランバー」 ★★★★★★★☆☆☆

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(2014/09/03)
井上真央、綾野剛 他

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清須会議 ★★★★★★★☆☆☆
近年の三谷幸喜作品はキャストが豪華になり、舞台が大きくなる一方で、作品の密度はどんどん薄れていくばかり。ただでさえ興味が薄れていたのに苦手な時代劇ということで期待はしていませんでした。が、その期待値の低さが幸いしてか、それなりには楽しめました。
大泉洋の陽気で口達者な秀吉役は予想通りハマり役。妻の寧役を演じた中谷美紀も、これまでのイメージを覆してくれるほど最高にキュートな尾張弁と踊りを披露してくれています。さらに、もはや主役でないと起用できないと思われた佐藤浩市が、物語のキーマンとして面白い役柄を演じていたのも印象的。キャリアを問わず役者たちの新たな魅力を引き出す三谷節は時代劇でも健在でした。
ここ最近の三谷作品の中では好きな方に入りますが、コメディ要素はほとんどないので、そこを期待すると肩透かしを食らうでしょう。とはいえ、先日は「オリエント急行殺人事件」で久々に本格ミステリーに復帰していますし、いつまでも三谷映画=コメディという先入観に囚われるのもおかしいのかもしれませんね。

◆三谷幸喜監督作品の評価
「ステキな金縛り」 ★★★★★★★☆☆☆
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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