2014 BEST BOOK

今年の読書数は12冊。昨年よりは微増したものの、目標の月2冊には遠く及びませんでした。
とりあえず海外作品2冊と太宰作品に触れることができたのは収穫かな。が、数年間積読の「永遠の0」にはまたもや着手できず。
そして今年は信頼性抜群の作家である村上春樹、恩田陸、宮部みゆき、橋本治といったところが軒並み期待値に届かず、代わりに初挑戦だった作家の小説に魅了された一年でした。食わず嫌いせずまだまだ新しい分野も発掘していきたいものです。

1. 下町ロケット / 池井戸潤
今年ダントツで好きだった作品がこれ。
中小企業vs大企業、営業部vs開発部など、エンターテインメントとして痛快に描かれていながら、読み終わる頃には働く意味まで考えさせられ、明日の仕事への意欲も湧いてくる…。恐るべし池井戸作品! 半沢ブームには乗り遅れたけど、来年も一冊は読んでみたいと思います。

下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)
(2013/12/21)
池井戸 潤

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2. 光 / 三浦しをん
BL大好き腐女子である作者が珍しくダークな作風で挑んだ性と暴力の世界。登場人物の性格設定が好みというのもありますが、エッセイは面白いけど小説は薄味というイメージを覆してくれるだけのインパクトがあり、他の小説にも興味が湧きました。でも次はエッセイが読みたいな。

3. 楽園のカンヴァス / 原田マハ
敷居の高いイメージのあった美術をここまで身近に感じさせるとはお見事。読み手を一気に惹き込むような描写はあまりなく、むしろ控えめすぎるくらいなんですけど、それがかえって作品に深みを与えて読後感を心地よくさせていましたね。

4. 斜陽 / 太宰治
「人間失格」や「ヴィヨンの妻」には及ばないものの、貴族の家庭が没落していく様と、彼らが最後まで貫いたプライドを繊細に描いた佳作。今年読んだ林芙美子の「骨」にも共通する、人間に同居する強さと弱さを十分に感じ取れました。
さて、次は「津軽」だな。

5. 四十九日のレシピ / 伊吹有喜
ややキレイに描きすぎている嫌いもあるものの、自分がこの世からいなくなっても何かが残せるのか考えさせられたり、亡くなった人を想い続けることの大切さを痛感したり、様々な感情が湧き起こり心温まる作品でした。永作博美主演で制作された映画版も観るつもりです。
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テーマ : 雑記
ジャンル : 小説・文学

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  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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