2014年WTA総括Part1

例年よりも遅くなりましたが、2014年のWTAを振り返るためにデータを取ってみました。新世代の台頭もあったものの、結果的にセリーナとシャラポワがトップ2でフィニッシュし、改めて両者の強さを実感した年となりました。
ちなみに、既にランキングから名前を削除している李娜は省いています。
昨年のデータはこちら

 <勝率> カッコ内は勝敗数
1. Serena Williams 86.7%(52-8)
2. Maria Sharapova 79.0%(49-13)
3. Ana Ivanovic 77.3%(58-17)
4. Simona Halep 74.2%(46-16)
5. Petra Kvitova 72.9%(43-16)
6. Caroline Wozniacki 72.1%(49-19)
7. Venus Williams 69.6%(32-14)
8. Agnieszka Radwanska 68.1%(47-22)
9. Belinda Bencic 67.2%(39-19)
10. Carla Suarez Navarro 67.1%(51-25)


2強に続くのは今季ツアー4勝のイヴァノビッチ。58勝は女子トップの数字です。さらに、セリーナとシャラポワを両方倒したのは今年彼女だけでした。
勢いで全仏を制し、世界ナンバーワンになった直後にスランプに陥ってしまったイヴァノビッチ。プレーの引き出しを増やし、再びトップ20に戻ってからもどこかこじんまりとした印象が残って上位陣に太刀打ちできない状況が続いていましたが、今季は本来の思い切りのよさも戻って質の高いテニスを見せてくれました。来季はGSの決勝、そして2度目の優勝が目標になるでしょう。

注目は9位のベンチッチ。30代でピークを迎えるプレイヤーも珍しくなくなった現在、17歳で32位まで浮上するというのは非常に稀な例です。プレースメントのよさを軸にした詰め将棋のようなテニスは伸びしろたっぷりで、間違いなく今後のツアーを引っ張っていく存在になるでしょうが、先輩格のヒンギスに比べると負け試合のあっさり具合が目立つためメンタル面が気になるところです。

 <グランドスラム(GS)獲得ポイント数>
1. Eugenie Bouchard 3,100
2. Maria Sharapova 2,720
3. Simona Halep 2,640
4. Serena Williams 2,440
5. Petra Kvitova 2,270


今季は1年通してGSで活躍した選手があまりいませんでした。そのために、優勝のないブシャールがトップに。波のあるプレイヤーではあるものの、不慣れな大舞台でベスト4→ベスト4→準優勝→ベスト16という成績を残し続けたというのは彼女のメンタルの強さを証明するのに十分なデータです。

 <GS効率>
1. Eugenie Bouchard 65.6%
2. Victoria Azarenka 62.3%
3. Ekaterina Makarova 53.2%
4. Lucie Safarova 53.15%
5. Shuai Peng 51.9%


※GS効率=GSでの獲得ポイント/総獲得ポイント

昨年のバルトリ、そして今年の李娜と、2年連続でGSチャンピオンが引退してしまったWTA。
この部門でも主役はブシャールでした。しかし、このデータだけは決してポジティブなものとは言い切れず、来季のGS成績次第では1大会で大幅にランクダウンしてしまう可能性も大きいということ。ブシャールは大舞台の強さを証明したと同時に、通常ツアーでの不安定さも露呈してしまったシーズンでした。チャンピオンシップスでは経験豊富な上位陣に粉砕されましたし、対トップ10で6勝9敗、トップ20相手でも9勝10敗というのは世界7位としては物足りない数字でもあります。まだ若いのでまだまだ伸びるでしょうが、来季に限っては研究されたり、環境が変わったプレッシャーに苦しむと予想します。
スポンサーサイト

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本