あるスキャンダルの覚え書き 他

インポッシブル ★★★★★★★☆☆☆
舞台は2004年のスマトラ島沖地震。その津波に巻き込まれたスペイン人一家の実話をベースにしたドラマです。
多くの死者を出した中で奇跡的に行き残った人は確実にいるわけで、そこを切り取ったところで感動の押し売りだとは思いません。ホラー映画でもっと残酷な描写を見ても何も感じないのに、本作で傷だらけになった人物を見て顔を背けたくなるのも、それだけリアルに描かれているという証しでしょう。
そして、ナオミ・ワッツは観るたびによくなっていくなぁ。劇中ではただ衰弱していくだけなのに、その表情を見ているだけで夢中になってしまいました。それだけに、本作の実質上の主役が息子のルーカスになってしまっているのが残念。もちろん子役もみんないいんですけど、結末がどうなるのか分かっている物語を引っ張っていくにはルーカスでは少し力不足だったかな。

あるスキャンダルの覚え書き ★★★★★★★★☆☆
二人の孤独な女の愛憎渦巻くサスペンス。
女同士の友情が芽生えたと思いきや、シーバ(ケイト・ブランシェット)が15歳の教え子と関係を持ってしまい、それをバーバラ(ジュディ・デンチ)が知ってしまうことで、両者の関係に変化が生じます。表面上はシーバの悩みを真摯に聴きつつも何か企むバーバラ。孤独とはいえ、抜群の美貌を持ちながら自分を求めてくれる相手に惹かれてしまう依存型のシーバとは対照的に、バーバラはもっと強引に相手の心を奪いにかかるタイプ。歪んだ愛情なのか、孤独を癒すための手段なのか、若く美しい同性に対しての好奇の目なのか、はっきりは描かれていませんけど、このドキドキ+ワクワク感は90年代の映画「ルームメイト」を思い出しました。
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの二大女優の競演はそれだけで見応えあり。ストーリー自体は意外と簡素なんですが、人間の怖ろしさもいやらしさも曝け出した演技に一気に惹き込まれます。これは舞台向けの作品ですね。

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ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット 他

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