アメイジング・スパイダーマン2

アメイジングスパイダーマン2

「1」と同様、3D吹替えでの観賞。
前作はマーク・ウェブ監督らしい若々しいラブストーリー色が作り上げられていて、あれはあれで楽しかったんですが、期待していたよりは大人しく、ヒーロー物としては物足りなさもあったんです。
しかし今作はそのカラーを残したまま正統進化。マーク・ウェブもシリーズ2作目でコツを掴んだでしょうか。

特に映像面での進化に惹き込まれました。
大量に糸を発射しながらビルの間を飛び回るというシリーズでお馴染みのシーンは様々な角度から楽しめ、スパイダーマンの後方からの視点は意図的にブレさせていたりして迫力アップ。さらにスロー&ストップモーションを効果的に使い、他のヒーロー物にはないスピード感と躍動感を演出しています。もはやどこまでが実写でどこからがCGかなんて考えることも馬鹿らしいレベルで、笑っちゃうくらいの過剰な演出も全く違和感がありません。前作では活かし切れていないと感じた3D要素も、今回は完璧でした。このシーンだけでももう一度3Dで観たい!

原作はほとんど知りませんけど、軽口を叩きながらピョンピョン飛び跳ねて敵を撃退するスパイダーマン像はオリジナルに近い気がします。ここまで軽さを出すヒーローって意外と見当たらないものですね。
リブート版ではようやく登場となったピーターの親友ハリーは、デイン・デハーンが熱演。若かりし日のディカプリオのような雰囲気を持ちながら悪役もしっくりきています。しかし、吹替えが石田彰ということで、どうしてもヱヴァの渚カヲルとダブってしまいますなぁ。登場した瞬間に、後々敵対すると分かる声…。

後半に入ると、マーク版スパイダーマンといった風のグウェンとの絡みが増え始め、ドラマチックで衝撃(原作通りらしいのでファンには驚きはないかもしれませんが…)のラストまで一気に突っ走ります。賛否両論間違いなしの結末ですけど、1つの作品としてのまとめ方、そして2年後に続く「3」への繋ぎ方としては文句なし。
ただ、2時間強でまとめるためには敵の数が多すぎて一人一人の掘り下げ方が足りなかった点は否めません。本作のメインであるエレクトロは場を盛り上げるだけ盛り上げておいて、最後は存在すら忘れてしまうほどあっという間にいなくなってしまうし、グリーンゴブリンは「2」を完結させるためと「3」の予告編のような顔出し程度。サム・ライミ版「3」も同じ運命を辿ってしまっています。物語を重視する人にはやや雑な印象を与えるかもしれません。

ちなみに、エンディングには「X-MEN」の映像が挿入されています。次回作ではついにコラボか!?と驚いたものの、調べてみると単純に「X-MEN パスト&フューチャー」の宣伝だそうで、少し残念でした。
しかし個人的にはアリシア・キーズとケンドリック・ラマーの「It's On Again」がエンディングテーマだっただけでも大満足。

★★★★★★★★★☆

◆前作の評価
「アメイジング・スパイダーマン」 ★★★★★★★★☆☆
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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