Music Review (2014年3月)

The Heist / Macklemore & Ryan Lewis ★★★★★★★☆☆☆
B.o.Bをはじめとする白人ラッパーとは相性がよくないため、食指が動かなかった作品。最初に聴いた時は音の白さに拒絶反応を示し、あまり聴く気になれなかったんですけど、数回流すうちに耳に馴染んできました。
ポップでありながらも流行りのEDMではないのがこの時代では新鮮。
インディーズからのリリースだったこともあるのか、「(2)Can't Hold Us」のホーンも「(9)White Walls」のライムも間が抜けているようなチープさが漂ってはいるんですが、それがかえって作品に個性を与え魅力的にしているように思えます。ここまでやるならいっそのこと「(5)Same Love」のようにメッセージ性の強い楽曲を排除してしまってもよかったんじゃないかという気がしますが、広い層にアピールするためにはこのバランスが正解なのかもしれませんね。
プロモーション次第では、ヒップホップが定着していない日本でも受け容れられるんじゃないでしょうか。

「Can't Hold Us」(US1位、UK3位)


good kid, m.A.A.d city / Kendrick Lamar ★★★★★★☆☆☆☆
Macklemore & Ryan Lewisとは対照的に、こちらは徹底的に黒さを追求したようなアルバム。客演数の多さから、2 ChanzやFutureと並び次世代MCとして注目を集めていますが、現時点での評価は彼が一歩リードか。
しかし、Kanye WestやJay-Zのような大衆性も、Drakeを最初に聴いた時のような新時代感もなく、個人的にはあまりピンと来ていません。狙いすぎのポップさも嫌ですけど、ここまでコアな音も敷居が高い…。
ただし、これは音だけの感想。
実は彼はマッド・シティであるコンプトン出身でありながら、犯罪歴もなくドラッグもやらない貴重な(?)ラッパー。殺人も珍しくない地で苦悩しながらも、音楽に希望を見出し真っ当に育ってきたKendrick Lamarの半自伝的な内容が全編に渡って描かれている"らしい"です。"らしい"に止まっているのはやはりリリックが理解できないから。自分はこれをiTunesで購入しましたが、コンプトンで育った青年の自伝を読むつもりで、対訳付の国内盤を買い直すべきかもしれません。

「Swimming Pools (Drank)」(US17位、US R&B3位)

スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本