2013 BEST BOOK

恒例の年間ベストですけど、読書に関しては2013年は昨年から半減の10冊だけと反省しきりです。目標にしていた「レ・ミゼラブル」は早々に断念しましたが、太宰作品には取り掛かりたかったなぁ。他にも、2年半前に読み始めた「永遠の0」は何度目かの積読モードに突入するなど、反省点は挙げたらキリがないほど。
理由としては通勤電車を睡眠時間か、弟から借りたPSPを遊ぶ時間に費やすことが多かったこと。睡眠時間を削るのはキツいので、来年は家で読書する習慣を取り戻したいと思います。そして今度こそ太宰作品と「永遠の0」を…。

というわけで、今年はトップ10ではなく5作品に絞りました。
昨年の年間ベストはこちら

1. その後の仁義なき桃尻娘 / 橋本治
今年読んだ中ではこれが抜けていました。複数の主人公の目線で描かれた群像劇的な作品というだけでも自分好みでしたが、一人一人が悩みながらも活き活きしていて、これまで興味のなかった人物にも魅力を見出すことができました。
このシリーズ、今後も年一冊ペースで読み続けられればいいな。「帰って来た桃尻娘」までしか復刊していないのが本当にもったいない。

その後の仁義なき桃尻娘 (ポプラ文庫)その後の仁義なき桃尻娘 (ポプラ文庫)
(2010/08/05)
橋本 治

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2. 凶悪 -ある死刑囚の告発- / 「新潮45」編集部編
ルポタージュへの苦手意識を見事に払拭してくれた、文字通り「事実は小説よりも奇なり」の一冊。事件が衝撃的すぎてかえって小説を読んでいるかのように感じてしまう、それくらい信じ難い内容でした。
それと同時に、真実を伝えることへの執念、報道の在り方についても深く考えさせられる本でもあります。

3. 色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年 / 村上春樹
安定の村上春樹。今回は主人公が同世代ということもあり、物語に入り込みやすく一気に読んでしまいました。
ただ、内容よりも発売前の情報規制やセールス面に話題がいってしまったことと、前作「1Q84」が素晴らしかっただけにどうしても見劣りしてしまうことなど、手放しで絶賛できる内容でなかったことも事実。春樹作品へのハードルはどうしても高くなってしまいます。

4. 大いなる眠り / レイモンド・チャンドラー
雰囲気小説の決定版。展開や謎解きなんか後回し。フィリップ・マーロウの渋さと青さは1作目から存分に堪能でき、ますます彼のことが好きになりました。
となると、次は以前挫折した「リトル・シスター」ですかぁ。チャンドラー作品はどれも面白いんだけど、読むのはなかなかの根気が要るんだよな…。

5. 月と蟹 / 道尾秀介
初・道尾秀介は子どもの闇の部分を描いたなかなかヘビーな作品。
けれども不思議と共感性が高かったんです。純粋さゆえに残酷さに抑えが利かなくなった時の暴走具合は子どもだからこそなんでしょう。ジワジワと迫る恐怖感よりも子どもたちの人間味が上回り、彼らのことを最後まで憎めませんでした。
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テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

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  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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