別離 他

マチェーテ ★★★★★★☆☆☆☆
「グラインドハウス」で公開された偽の予告編が、ロバート・ロドリゲス監督の手でまさかの映画化。
メキシコではあんなむさ苦しいおっさんがモテるのか、と驚愕するものの、スティーブン・セガールやロバート・デ・ニーロまでもが陳腐な悪役に徹していて贅沢な作り。さらにそんな面子すら圧倒するのが、強がっていてもどこまでもキュートなジェシカ・アルバに、強い女の代表格になりつつあるミシェル・ロドリゲス、さらには度重なるゴシップすらも色気に昇華させたリンジー・ローハンといった女優陣でしょう。彼女たちが惜しげもなく肌を晒す様子はさすがのB級っぷりです。
ただ、B級映画にしては妙なかっこよさや笑える要素がないんだよなぁ。「プラネット・テラー」の義足マシンガンやブリッジでバズーカ避けのようなインパクトのあるシーンはなく、かなりまともな作りだったのは残念です。来年には日本でも続編の「マチェーテ・キルズ」が公開予定ですけど、観るかというと迷うレベル…。

◆ロバート・ロドリゲス監督作品の評価
「プラネット・テラー」 ★★★★★★★☆☆☆

別離 ★★★★★★★★☆☆
ありそうで観る機会のなかったイラン映画。
介護のためとはいえ異性の服を脱がせることに躊躇したり、真実を述べていることをコーランに誓うなど、イスラムの宗教観が至るところに見えますが、それでいながら軸には個人の価値観があるので日本人が見ても難しさはほとんどありません。
さらに、人間同士の衝突を描いたストレートなドラマのようで、真実がどこにあるのかを追い求める上質のサスペンスになっているところもポイント。この作品には悪人はいません。しかし、それぞれが様々な事情を抱え、自身の正統性を主張することに執着するあまりに真実が歪まれてしまいます。こういうボタンの掛け違い映画は大好物。誰かに嫌悪感を持つとその人の事情が見え始めて同情してしまうので、自分は常に対立している両者の中間でウロウロしている状態です。この感覚が辛くもあり、面白くもあり…。
淡々と進行して盛り上がりはないですし、決して万人が楽しめる作品だとは思いませんが、たまにはこんな異色の作品もいいですね。

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(2012/12/04)
レイラ・ハタミ、ペイマン・モアディ 他

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