タイムトラベラーズ (PSP)

タイムトラベラーズタイムトラベラーズ
(2012/07/19)
Sony PSP

商品詳細を見る

「街」や「428 ~封鎖された渋谷で~」の流れを汲む、複数キャラクターの物語をザッピングさせながら進めるアドベンチャーゲーム。先の2作品との大きな違いは、サウンドノベルではなく、大半がアニメーションで進行すること。グラフィックは粗いし(もちろんPSVita版や3DS版ならもっとクオリティは高いはず)、実写サウンドノベルのようなインパクトには欠けますが、しっかり動いてくれるので文字を追うことに気を取られず気軽に楽しむことができます。気軽さという点では、エンディングまで10時間強というボリュームも携帯機のアドベンチャーとしてちょうどいいんじゃないでしょうか。少しですがクリア後のお楽しみもありますしね。

ストーリーはオーソドックスなタイムスリップもの。知らなくても問題はないものの、難解な用語が頻繁に出てくるのが厄介です。一応、用語解説のTIPSもありますけど、進行を止めてまで知りたくなるような用語は滅多になく、次第に使わなくなってしまいますしね。このあたりは、「街」や「428」でも同じ感想を持ちましたが。
5人の主人公も表面上の設定だけ見ると個性的なんですが、遊んでみるとみんなどこかで見たことがあるようなキャラクターばかりで、強い魅力を放っていないのが残念。唯一、5人を繋ぐ鍵となる人物だけがタイムスリップものらしい独自の味付けがしてあって楽しかったです。先入観なしで遊んだら序盤は結構混乱させられました。

難易度はかなり低めです。中盤までは何となく選んだ選択肢でも先に進めてしまう上、行き詰まってもほぼ正解に近いヒントが出されるため、迷うことはほとんどありません。これは、間口が広いというより物足りないレベル。なのに、ヒントがなくなる終盤は誰かを助けようとすれば誰かが犠牲になるという展開が急増し、謎を解くというより総当たりで挑まなくてはならないようになります。まぁ、総当たりということは誰にでもクリアできるということなんですけど、先の展開が気になる終盤で何度も足止めされるのはストレスが溜まりました。

といった具合に、先に挙げたようなサウンドノベルの傑作たちを期待してしまうと細かい点が気にはなってしまいましたが、受動的なアドベンチャーゲームに抵抗がなければ十分に楽しめるレベルに達しています。過去に遡ったり、他の人物の行動を変えることで未来を動かすという設定はタイムスリップの物語と相性が悪いわけがないですし、声優に関しても文句なし。声がキャラクターの顔や性格と違和感なく溶け込んでいたことが、観るだけのシーンでも満足できた要因の一つであることは間違いありません。

★★★★★★★★☆☆
(プレイ時間:15時間以内、クリア済)

◆関連作品の評価
「428 ~封鎖された渋谷で~ (Wii)」 ★★★★★★★★★☆
「街 (SS)」 ★★★★★★★★★☆
スポンサーサイト

テーマ : PSP
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本