Music Review (7月Part1)

Random Access Memories / Daft Punk ★★★★★★★★☆☆
日本では「One More Time」がヒット、その後もKanye Westの「Stronger」でサンプリングされたり、映画「トロン:レガシー」のサントラを手掛けるなど、ダンスミュージックに精通していなくてもそれなりに馴染みのあるDaft Punk(ダフト・パンク)。ここ数年でブラックミュージックがエレクトロに寄ったために、彼らもついにヒップホップ界に進出してきました。
インストメインの作りなのが、かえって要所要所に挿入されるヴォーカルの存在感を増幅させているというのが面白いポイント。もちろんこれはPharrellの力によるものも大きいんでしょうが、他の客演陣も個性的な歌声の持ち主で印象に残ります。個人的ベストは「(7)Touch」ですね。スペイシーなサウンドからホーンを交えてのアゲアゲな音、最後はコーラスでしっとりと仕上げてしまう様々な展開がある楽曲で、転調好きとしては堪らないわけですが、Paul Williamsの独特のヴォーカルが個々の音を一つにまとめ上げ、8分で1つの大作映画を観たような余韻に浸れます。
従来のファンにどういう評価をされているのかは分かりませんけど、ブラックミュージックファンならこれを機にDaft Punkデビューすべきと断言できるレベルの力作であり、今年を代表する1枚になることは間違いないでしょう。今からでもオススメします。

Random Access MemoriesRandom Access Memories
(2013/05/21)
Daft Punk

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「Get Lucky」(US2位、UK1位)


Lotus / Christina Aguilera ★★★★★★★☆☆☆
Maroon 5やPitbullとのコラボ曲はしっかりヒットするのに、自身は全く復活モードに突入せず、アーティスト・パワーの衰えを隠せない彼女。すっかりぽっちゃりとした「Your Body」のPVも物語るように、Aguileraに足りないのは歌唱力でも楽曲のクオリティでもなく自己プロデュース力なんでしょう。
全体的にはこれまでの彼女のキャリアを総括したような作りですが、集大成という感覚ではなく、どれも過去の曲を薄めたようなのが物足りないところ。それでも繰り返し聴くのが苦にならないくらいの佳曲は揃っています。
Britneyと比較されてアイドル扱いされたり、「Beautiful」のようなメッセージ性の強い楽曲をヒットさせてみたり、ジャズやエレクトロにまでトライしてみたり、いろいろやってきた人なのである意味では今作は最も自然体に制作できたのかもしれませんね。似た声のヴォーカリストもなかなか出てきませんし、あまりアーティスト性にこだわって肩に力の入った作品を作るよりも、マイペースにやっていってほしいなという気持ちになりました。

◆前作の評価
「Bionic」 ★★★★★★★☆☆☆

「Your Body」(US34位、UK16位)
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テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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