イリュージョニスト 他

ヤング≒アダルト ★★★★★★★☆☆☆
ヤングアダルト小説のゴーストライターをしている独身女が、元カレからのメールで勘違いし、故郷に戻って大暴走。精神的に未熟でプライドだけがやたらと高い、痛々しさ全開の主人公を演じるシャーリース・セロンは文句なしです。しかし、相変わらず美人ではあるのだけどどこか劣化したというか、女優としての魅力は薄れたように感じられるのは気のせい? 役のせいだったらいいんですが…。
内容としては、「JUNO」の監督と脚本家の作品だなという印象。設定も展開も丁寧に描かれてはいるんですが、今一つ伝わってくるものがないというのが共通する感想なんですよね。優等生すぎるのか…。
ムカつく女でしかなかった主人公にいつしか観客は感情移入…させたかったんでしょうが、自分は同情はできても最後まで好きになれなかったな。あのパーティーの一件だけでなく、故郷に戻ってきた主人公がもっともっと屈辱的な気分を味わっていたら(実際にはそれに近いことは起きているのに、本人が自覚していない)、そこからの復活がより鮮やかなものになったのに…というのはSっ気の強い考え方かな。

◆ジェイソン・ライトマン監督作品の評価
「マイレージ・マイライフ」 ★★★★★★★☆☆☆
「JUNO」 ★★★★★★★☆☆☆

イリュージョニスト ★★★★★★★☆☆☆
時代に取り残された初老の手品師と、彼の手品を魔法と信じ込む少女の物語。傍目から見れば決して幸せには見えなかった二人がお互いに対し希望を見出し、いっしょに暮らし始める…。
セリフを極力なくし、サイレント映画のように進行していくのは「ベルヴィル・ランデヴー」と同様。隅々まで描き込まれた映像と相まって独特の雰囲気を醸し出しています。ところどころにユーモラスなシーンが散りばめられているのもいかにもフランス的ですが、嫌味は全くありません。そして、観終わっての感想はとにかく切ない…。淋しさと希望が同居する結末は好みです。個人的には自分の感情移入の対象が初老の男になっていたことに驚かされました。まだまだ若いつもりですけど、自分もじきに若い世代に希望を与える立場になっていくんでしょう。これに気付かされた時は結構な衝撃でしたね。
ただ、細部までしっかり作り込まれている弊害か、上映時間が短いアニメーションの割には集中力が必要で疲れました。あまりガッツリ観るというよりは、楽な気持ちで繰り返し観賞して何度も新発見していくというのがベストな楽しみ方なのかなという印象です。

◆シルヴァン・ショメ監督作品の評価
「ベルヴィル・ランデヴー」 ★★★★★★★☆☆☆
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
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