ドリアン・グレイ 他

ドリアン・グレイ ★★★★★★☆☆☆☆
原作はもちろんオスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」。2時間という尺に収まるのかという疑問はありましたけど、原作の細かいところを忘れてしまっているのが幸いしてか、さほど違和感なく楽しめました。しかし、やはり映像にしてしまうとあの恐怖感は消えてしまいますね。想像によって楽しんでいた部分が大きかったんだと気付かされました。
さらに、ドリアンが転落していくきっかけになったシビルの扱いが変更されていたり、彼が変化していく絵を見てある種の快感を得るような場面を端折ることによって、原作が持っていた芸術性も失われてしまいました。これは大きい…。
キャストはまぁ満足。原作を読んだとき、ドリアンのイメージというのは少女漫画に出てくるような童顔の美少年といった感じでした。ベン・バーンズはもっと落ち着きがあってイメージとは違いましたけど、序盤の無垢な雰囲気は出ていて意外とハマっていたと思います。ヘンリー(ハリー)役のコリン・ファースも安定の存在感。
原作のイメージに捉われなければそれなりに満足できるんじゃないですかね。とりあえず及第点といったところ。

ワン・デイ 23年のラブストーリー ★★★★★★☆☆☆☆
1年のうちのたった1日だけを切り取って、ある男女の23年間を追いかけた物語。このアイデアは素晴らしいですね。残りの364日を観る側の想像力で補うことによって、様々な解釈ができるようにしたかったのかもしれません。けれども、実際は想像する間もないくらいスピーディーに話は進んでしまい、細かいところまで楽しむ余裕はありませんでした。
さらに、この二人の距離感もあまり理解できず。男女間の友情に対しては肯定的な自分ですが、この二人は最初から親友と呼べるくらいかなり親密なんですよね。どちらかに恋人ができたり結婚したりしても全く関係が変わらないのは一見理想的なようですが、実際に自分の恋人にあんな親友がいたらと考えると気が気じゃありませんよ。
いろいろな面で、苦手な部類の映画でした。
楽しみにしていたジム・スタージェスにも不満。後半はよかったんですけど、勢いがあるはずの若い頃の方が老けて見えてあまり魅力が感じられませんでした。「アクロス・ザ・ユニバース」「ラスベガスをぶっつぶせ」の時は溌剌とした雰囲気が出していただけに、違和感ばかりが…。
逆に、あまり好きではなかったアン・ハサウェイは、今回はかなりよかったです。「レ・ミゼラブル」にも期待。
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