ウィンブルドン2012 決勝

Serena Williams (6) def. Agnieszka Radwanska (3) 6-1, 5-7, 6-2

第1セットを見て、これがフルセットに縺れ込むと予想できた人がどれほどいるでしょうか。

風の影響か、序盤はセリーナのサービスエース(SA)がそれほど多くありませんでした。しかし、1stだけでなく2ndサーブも強力なセリーナはなかなかラリーの主導権を渡しません。無理をせず、しかし常に攻撃を仕掛けられるような絶妙なスピードでラリーを支配していました。ラドワンスカはサービスゲームはもちろん、リターンゲームでもポイントを先行することがあっても、なかなかゲームを奪うところまでいかずいきなり0-5。

結局、第1セットは1-6で落とすんですが、直後の雨による中断が試合の流れを変えることに…。
第2セットも第4ゲームでブレイクを許すものの、徐々に長いラリーをポイントに繋げられるようになってきたラドワンスカ。スライスの凌ぎが効果的と見るやフォアでもその頻度を増やしてセリーナのミスを引き出すようになってきます。セリーナがタイミングを狂わされ攻撃を躊躇すると、すかさずダウン・ザ・ラインに展開。
第2セットの第8ゲームでようやく訪れたブレイクポイントを一発でモノにすると、混乱するセリーナの隙をついてセットを奪い返しました。
いなしのテニスを身上とする彼女らしい、実に見事な巻き返しに鳥肌が立ちましたよ!

しかし、ファイナルセットは再びセリーナが息を吹き返します。
きっかけとなったのは、第4ゲームでのセリーナの4連続SA。実はこの瞬間、NHKではニュースが挟まれていたんですよね。なので自らの目で確認はできず…。それでも、再開後のプレーからセリーナが自信を取り戻したのははっきり感じ取れました。あれだけ手を焼いたスライスに対してもしっかり攻撃できるようになって、確実にポイントを重ねます。こうなると、もうラドワンスカに踏ん張る力は残されていませんでした…。

最終的には地力の差が出た形となりましたが、もしかしたら勝てるかも…と思わせるくらいまで奮闘したラドワンスカに大きな拍手を送りたいところ。ブレイクから既に5年の月日が経ちますけど、年齢はまだ23歳。上達を見せているネットプレーもアプローチショット次第ではまだまだ上手く使いこなせるでしょうし、戦略型のプレイヤーだけに他の選手以上に経験が活きてくるはずですから、GS制覇に期待しつつ今後も応援し続けたいと思います。

ラドワンスカの話ばかりになってしまいましたが、セリーナはさすがの強さでした。
病気と怪我による1年間の休養の後、GSでは満足のいく結果を残せなかった彼女。30歳になり、さすがに以前の強さを取り戻すことは不可能かという見方もありましたけど、アザレンカ戦で記録した1試合のSA、そして大会を通しての通算SAという2つのウィンブルドン記録を塗り替えています。この1年間、トップ5プレイヤーが誰も彼女に勝てていないことを考えても、引退するまで最強説は消えることはなさそうですね。彼女を上回るのは、それ以上のパワーなのか鉄壁の守備なのか、それとも技術や戦略なのか、今後がさらに楽しみになりました。

ちなみに、大会後のランキングは
1. アザレンカ
2. ラドワンスカ
3. シャラポワ
4. セリーナ
5. ストーサー

ということになります。
全米までに守るポイントを踏まえると、アザレンカの1位はしばらく安泰、ラドワンスカとシャラポワ、セリーナの3人が2位争いを繰り広げることになりそうです。天敵アザレンカと反対側のハーフを確保するためにも、ラドワンスカにはがんばってもらいたいですね。
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