Looking 4 Myself / Usher

ルッキング・フォー・マイセルフルッキング・フォー・マイセルフ
(2012/06/13)
アッシャー

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一昨年、「Raymond V Raymond」で見事な復活を果たしたUsher。同年にはその勢いそのままにEP「Versus」も発表しましたけど、それから2年弱という短いインターバルで新作をリリースしてきました。

この2作から「OMG」、「DJ Got Us Fallin' In Love」という全米ナンバーワンヒットが誕生したことで、今作もエレクトロ中心で来るかと予想していましたが、その2曲とプロデューサーが同じ冒頭の「(1)Can't Stop Won't Stop」(Billy Joel「Uptown Girl」という超有名曲をサンプリングしながら、あざとくなっていないのが上手い!)と「(2)Scream」がその流れを汲んでいる程度で、意外と新しいことにチャレンジしているというのが第一印象です。

新生Usherを代表する楽曲が、大半をファルセットで歌っている「(3)Climax」。プロデューサーにDiploを起用し、R&Bチャートでは現在9週連続ナンバーワンを記録しているこの曲、個人的には特別好きなわけではないんですが、彼の歌唱力を活かしながら他の誰にも似ていないという点で非常に評価できます。
いかにもThe Neptunesな「(7)Twisted」も耳に留まりますし、「(10)Looking 4 Myself」は90年代、いや80年代を思わせる気恥ずかしいポップスですが、前2曲がスロウだけにいいアクセントになっていて楽しく聴けます。
最も面白いと感じたのは、輸入盤はデラックス盤にのみ収録された「(16)Say The Words」。PrinceやMaxwellが歌うとしっくりきそうなファンクナンバーで、Usherのイメージとは全く結びつかなかったんですけど、大人の男の余裕に溢れているんですよね~。たまりません!

David Guettaの「Without You」で証明したように彼の伸びやかなヴォーカルはハウスとも相性がよく、「(11)Numb」や「(14)Euphoria」はシングルヒットも狙えそうなほど華やかにアルバムを彩っています。

ただし、ほとんどが彼がやるには新鮮という程度のもので、(3)以外は音楽的にはさほど新しくないんですよね。ハウスをやろうがファンクをやろうが、Usherのヴォーカルの魅力が薄れることはありませんし、ライヴでかっこよく踊ることだってできるとは思います。しかし、10年来のファンとしては、様々なジャンルに手を出しつつも正統派のR&Bを聴かせてほしいという気持ちがどうしても拭えず、若干の物足りなさも覚えました。

★★★★★★★☆☆☆

◆前作の評価
「Raymond V Raymond」 ★★★★★★★★☆☆
「Versus」 ★★★★★★★★☆☆

「Climax」(US17位、US R&B1位、UK4位)
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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