八日目の蝉 他

八日目の蝉 ★★★★★★★★☆☆
性別の違いか(母性がないから)、単に考え方の相違か、愛した人間が別の相手との間に作った子どもを攫って愛情を注ぐいう感覚が微塵も理解できないんですけど、複雑な人間関係を上手く描いているなと感心しながら観賞しました。誘拐犯である希和子の立場に立つか、誘拐された恵理菜(薫)の立場に立つかで全く違う気持ちになれるのも面白いですね。犯罪者と巻き込まれた側が主役というのは「悪人」に近いですけど、こちらの方が素直な気持ちで観られました。
ただ、永作博美は強烈な個性が災いして、あまり馴染めず…。同じ個性的な役なら今回は小池栄子の方が上でしょう!
井上真央もまたよかったな。自分でも意外でしたが、これまで彼女の演技を断片的にしか観たことがなかったんですよね。一見普通のようで、何かの拍子に表面に出てくるトラウマというのが、見事に表現されていたと思います。彼女の出演作、他も観てみたくなりました。
久々に満足のいく邦画に出会えましたけど、中盤が冗長になる点だけが残念。

八日目の蝉 通常版 [DVD]八日目の蝉 通常版 [DVD]
(2011/10/28)
井上真央、永作博美 他

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まほろ駅前多田便利軒 ★★★★☆☆☆☆☆☆
基本は原作に忠実な映像化…、ではあるんですが、多田(瑛太)はともかく行天(松田龍平)のイメージが違いすぎて違和感しかありませんでした。行天は笑い方や走り方にも癖があって、個性的なキャラクターに仕上げられてはいるんですけど、それもまたイメージと違うんだよなぁ。原作を読んでの勝手な見た目のイメージは、彫りが深い顔で若干垂れ目、髪は普通より少し長いくらいのストレートで前髪が目にかかるくらい、180cm台の長身でした。ピッタリの俳優が見つからないんですけど、誰かいるかな…。先が気になるストーリーや印象的なエピソードで引っ張っていく作品ではなく、主演二人の間に流れる空気を楽しむタイプなので、イメージと違うのは評価にかなり響きますね。
そして、原作での二人は恋人同士じゃないのか!?と勘繰りたくなるような不思議な関係だったのに、そこも再現されていないのが残念。オーソドックスな物語の中で、唯一三浦しをんらしさが出ていたポイントだったと思うんですけども。
反対に、原作未読で主演俳優が好きな人なら問題なく楽しめるような気はしました。

◆三浦しをん作品の映画化
「風が強く吹いている」 ★★★★★★★☆☆☆
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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