ジュリー&ジュリア 他

ジュリー&ジュリア ★★★★★★★★☆☆
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」でのメリル・ストリープのオスカー受賞記念での観賞なんですが、実はメリルは特に好きではないし、エイミー・アダムスも「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラントと間違えていたくらい。なので図書館で借りたものの、どうせオシャレ映画好き女子のための映画だろうと高をくくっていました。
しかし、これが非常によくできた作品でして…。
とにかく、主演の二人がどちらも活き活きしているのが印象的です。平凡なジュリーは生活に張りを与えるために趣味の料理をネタにブログを開設。ジュリア・チャイルドが出版した本に書かれている524のレシピを1年で制覇するという無謀な挑戦を始めます。彼女が親近感の湧きやすい性格なので、男としても応援したくなりますね。調理過程でのドタバタやブログにコメントが付いた時の喜び(中盤は暴走気味ですけど)などは、自分が夫になったような感覚で見守ってしまいます。
ジュリーの憧れの対象であったジュリアは本当に個性的な女性で、それをメリル・ストリープが完璧に演じています。観賞後にモデルになった本人の映像をYouTubeで見ましたが、話し方など見事にコピーしているんですよね~。その個性の強さに最初は引き気味でしたが、そのエネルギッシュさに徐々に惹き込まれ、メリルが演じた役で初めて魅力的に感じました。
ストーリー自体は割とあっさり。実話ベースであることを考えるといじるのも難しかったでしょうが、結果的にそれが登場人物や料理の魅力を前面に押し出した形に繋がったと思います。ラストはほろ苦いものでしたが、それを含めても前向きな作品に仕上がっていると思います。

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(2010/10/27)
メリル・ストリープ、エイミー・アダムス 他

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トゥルー・グリット ★★★★★★★☆☆☆
父親を殺された14歳の少女が、復讐のために保安官に捜索を依頼。予告編からは男と少女の固い友情や親子愛に近い関係が見られるものだと思っていましたが、マット・デイモン演じるラビーフが予想以上に絡んできたこともあって、実際は水戸黄門や西遊記のアメリカ版のような印象を受けました。このラビーフが非常にいい味を出していますね。マット・デイモンってどんな作品に出てもさほど強烈な印象を受けることがなかったので、他の二人を引き立たせながら静かに個性を放ち続ける彼に好感を持ちました。
ジェフ・ブリッジスもさすがの安定感ですね。
しかし、この作品の魅力はマティ・ロスを演じたヘイリー・スタインフェルド抜きには語れません。中学生くらいの年齢の少女が大物俳優二人を相手に互角に渡り合うどころか圧倒するほどで、その真の勇気(True Grit)には心が震えました。男二人がいちいち言い争うのを冷ややかに見つめるのも微笑ましかったですし、時折見せる幼さも魅力的。
ただ、リメイク作だからかコーエン兄弟らしい毒気や皮肉は他作品ほど感じられませんし、展開が淡々としていて盛り上がりに欠けるなど、物足りない点もあります。単なる西部劇として見れば役者と脚本の質の高さで最後まで引っ張っていってくれる良作ですが、コーエン兄弟の名前に釣られると肩透かしを食らうかもしれません。
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