MDNA / Madonna

MDNAMDNA
(2012/03/26)
マドンナ

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まず初めに、今作は多数のバージョンが存在するので購入時にはよく吟味を…。日本で流通するのは主に輸入盤の通常盤とデラックス盤(iTunesでもこの2種類)、そして国内盤の3種類でしょうね。
ただ、今回はiTunesで先行予約キャンペーンが行われていたんです。予約をすると「Love Spent」のAcoustic Versionも収録された全18曲入りバージョンを1500円で手に入れることができ、さらに先行シングルの「(5)Give Me All Your Luvin'」が予約時点でダウンロードできるという様々な特典に惹かれて、そちらを購入しました。気に入ったら中古でCDを買って手元に置いておけばいいし…。

さてこの新作、2ndシングルである「(1)Girl Gone Wild」が、音の面でもゲイ・カルチャーを意識したPVの面でも最もMadonnaらしい曲だと思います。プロデューサーのBenny Benassiは「(3)I'm Addicted」でも刺激的なトラックを披露していますね。
しかし、制作陣のメインとなるのは傑作「Ray Of Light」を作り上げたWilliam Orbitと、新進フランス人プロデューサーMartin Solveig。
William Orbitは通常盤では半分の6曲をプロデュースしていますが、「Ray Of Light」の圧倒的な世界を期待するとやや拍子抜け。それでもどの曲も及第点越えのクオリティですし、「(10)Love Spent」や「(11)Masterpiece」といった地味な曲でもいいなと感じさせてくれるあたりはさすがです。
Martin Solveigの方は好き嫌いがはっきり分かれそうですね。デラックス盤や国内盤には6曲収録されているのに、本編とも言える通常盤には3曲のみにとどまっていることも、彼の起用が結構な冒険であることを物語っているように思えます。実際、デラックス盤で追加された3曲にはピンと来ず。でも、Nicki Minajをフィーチャーした「(8) I Don't Give A」はベタで古臭い構成なのに中毒性は異常に高いです。朝、この曲のラストが頭の中で流れて目を覚ました日もあったくらい。新鮮味のないエレクトロながら「(4)Turn Up The Radio」も割と気に入っています。

(5)でかなり無理をしている印象を持ったので、リリース前は不安だらけだったんですが、アルバムは従来のファンが満足できるものに仕上がっていると思います。(5)を1stシングルにしてしまったことでファンをかなり混乱させたよなぁ。
しかし一方で、もっと驚きが欲しかったという気持ちは残りました。シングルヒットが狙える突出した曲がないですし、かと言ってはっきりとしたコンセプトが見えるアルバムというわけでもない…。新しいプロデューサーを発掘したりはしているものの、結果的にMadonnaにしては無難な内容になってしまったのがかなり残念です。

★★★★★★★☆☆☆

◆前作の評価
「Hard Candy」 ★★★★★★★★★☆

「Girl Gone Wild」
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テーマ : アルバムレヴュー
ジャンル : 音楽

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