ワールドカップバレー2011 後半戦総評

ワールドカップも女子の方が無事に終了。まだ男子がありますが、こちらは全試合観る予定はないので、そろそろVリーグモードに切り替えたいと思います。でも、Vリーグは地上波の放送がないからな~。
とりあえず後半の6戦を振り返ってみましょう。

vsセルビア ●0-3
ブラコチェビッチやマラグルスキを欠いている現状をヨーロッパ最強と謳うのに違和感を覚えながらも、やはり強かったセルビア。というより、相性の問題なのかもしれません。セッター前のクイックに対応できず、好き放題に使われてしまったのが一番の敗因。今大会の日本はサイドからの強打に対しては、持ち前の守備力に加え、ブロックとの連携もしっかりしていたんですが、センター線に対してはかなり甘くなりますね。今後、確実に勝っていくためにはブロックをもう一段階強化する必要があるかな。キルブロックは多くても弾かれるシーンも目立ちましたし。
酷い内容ではありませんでしたが、全体的にバタバタしていたかなぁ。もう1点欲しいというところでネットインでのサービスエースなどアンラッキーもあったものの、苦しい場面でチームを締める存在がいないのが気になりました。
ところで、この試合は狩野が腰を痛めてベンチアウト。新鍋に代わって入った山口が久々にオポジット(OP)として活躍しました。本職はMBの彼女も、全日本ではOPの方が居心地よさそうですね。
あとは荒木…。森はあくまで岩坂が調子を落とした時の控えだと捉えているので、ここでお前が潰れてどうする!とここは強く言いたいです。

vs韓国 〇3-0
荒木復調!と言いたいですが、攻撃に関しては竹下のトス次第という面も大きいし、1試合では判断できません。でもブロックがまとめて出たのは本人の自信になったかも。
韓国はフルメンバーでなかった点を考慮しても戦力が上がってきませんね。今の時点では負ける気がしません。
それにしても迫田の出番が全くないのはどうして? 狩野が離脱した今はサーブレシーブに入れる石田の方が適しているという判断なのかもしれませんが、攻守共にどうも中途半端な気が…。

vsブラジル 〇3-0
スターティングメンバーのオポジットには山口。サーブレシーブが乱れる場面も多々あったものの、決定力のあった江畑や木村に助けてもらいながら何とか乗り切りました。今大会に向けてはミドルブロッカーとしての準備をしていたようなので、サーブレシーブの練習が足りないのもあったんでしょう。
それにしても江畑が本当に安定していますね。スパイクの打数も決定率も木村と遜色なし。まぁ、サーブレシーブには参加しないんだし、ブロック、サービス、ディグにおいては圧倒的に木村の方が上なので、このくらいは決めていくれないととは思いますが。
そして、何といっても第1セットの相手のセットポイントを逃れた竹下のブロックでしょう。あのセットを奪われていたら正反対のスコアになっていた可能性もありますから、あれには助けられました。
ブラジルはメンバーを若干欠いているとはいえ、シェイラをはじめとする主力は揃っているんですよね。それでどうしてこんなに戦力が落ちているんでしょうか。コート内の雰囲気も悪く、こんなんじゃオリンピックでもメダル争いに絡むくらいがせいぜいなんじゃ…。

vsケニア 〇3-0
腰痛のためセルビア戦以降12人から外れていた狩野が復帰。う~ん、木村や竹下のような主力ならまだしも、スタメンでない彼女を無理に使う必要はあるんでしょうか。本人が出られると判断したということは問題なしと信じたいところですけど、コート内でもほとんど飛べていないんですよね。
他の控えの選手も万遍なく使いました。迫田は要所要所でいいスパイクを打っていましたが、二段トスを打ち切るという点で見ればやっぱり江畑の方が上なのかな。彼女も山口同様、オプションとしては非常に魅力的なプレイヤーなんですけども。

vsドイツ 〇3-2
サーブレシーブが崩されてレフト一辺倒になるお決まりのパターン。木村と江畑の決定率が高いので助かってはいましたが、あまりいい形ではありませんでしたね。
しかし、完全に標的にされた山口に代わり、途中から新鍋を投入したのがハマりました。サーブレシーブの安定はもちろんのこと、終盤の大切なポイントでいいスパイクを決めてくれたのがよかったですね。ただ、サーブレシーブが安定してもMBの攻撃は相変わらず少なくて、そこがアメリカ戦に向けての不安要素。
気になったのは佐野。サーブレシーブにおいては山口のフォローに入った影響もあったのかもしれませんが、それにしても返球率が30%程度じゃあ低すぎ。ラリー中も細かい繋ぎで竹下にいいパスを返せないことが目立ちました。今大会の佐野は全盛期に戻ったかのような安定感を見せていたんですけどねぇ。
ドイツはコズーフよりもグリューンの方が厄介な存在でした。全体的に攻撃力があるし、サーブもいいし、荒さが消えれば相当怖いチームになりそうです。
ちなみに、江畑のスパイクがアウトだったんじゃないかというラストの疑惑の判定ですが、ワンタッチしていたとかタッチネットがあったとか、いろいろな説がありますね。最後の最後だったからジョバンニ監督が怒るのも無理はない気もしますけど、それまでは日本に不利なジャッジもたくさんあったんだからおあいこでしょ。

vsアメリカ 〇3-0
メダルとオリンピック出場権の夢が潰えてモチベーションを保つのが難しい状況でしたが、心配無用でしたね。むしろ今大会一番の内容だったんじゃないでしょうか。
驚いたのは、ドイツ戦勝利の立役者だった新鍋を外し山口をスタメン起用したこと。アメリカ戦に相性がいいわけでもないし、ローガン・トムらのジャンプサーブにも対応できるかどうか心配でしたが、向こうが木村を中心に狙ってくれたこともあって伸び伸び動けていました。スパイク33打数というのは今大会で最もライトにトスが上がった試合。決定率は36.4%なのでもう少しほしいところですが、これだけ攻撃に参加できれば存在感も示せますね。
山口だけでなく、他の選手も自分の役割を見事に果たした一戦。相手はWGで1セットも奪えず2連敗したアメリカ、しかも三大大会初の金メダルが懸かって本気モードのところを下したわけで、オリンピックに向けて価値ある勝利になったことでしょう。逆にアメリカの方は世界選手権に続き、大切な試合で日本に敗れたわけで、結構なトラウマになるのでは?
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セルビア

以前はよく観たバレーボールも、最近のアイドルで騒ぐになってから
気が向いたら観るになってます。
でも、勢力図が変わってるのには驚きます。
今回はセルビア。
そんなに強くなってるなんて、全然知りませんでした。

セルビアはスポーツ大国になってますね。

世代交代

今日ニュースを読んだんですが、バレーボールにここまで金を使える国は日本くらいらしいです。
確かに国際大会のほとんどは日本で開催されてますし、ジャニーズのデビューの場にされるのも仕方ないんでしょうか。
でも今回はコート上での歌もなく、選手たちの取り上げ方もアスリート寄りになって、若干改善されたかなと感じました。
バレーファンにも不評ですからね。

テニス同様、バレーも最近はヨーロッパが強いです。
セルビアは最初に男子の方が頭角を現して、シドニー五輪で金メダルを取ったりもしていたんですが、ここ数年は女子もぐんぐん強くなってますね。
やっぱり体格が日本人と全然違います!
エースのブラコチェビッチが少しペトコビッチに似ていて気に入っているんですけど、今季は日本のJTでプレーすると聞き、テンション高まり中です。
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