Tha Carter 4 / Lil Wayne

カーターIVカーターIV
(2011/09/28)
リル・ウェイン、ジョン・レジェンド 他

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昨年は「Rebirth」、「I Am Not A Human Being」という外伝的な作品を送り出したものの、「Tha Carter」シリーズとしては3年ぶりとなる新作。外伝2作のセールスがミリオンに届かない程度だったため、人気のピークもあっという間に過ぎてしまったと思っていましたが、本作で見事に巻き返してきました。

シングルはRick Rossが絡む「(9)John」、アコギに乗せてまさかの歌モノで仕掛けてきた「(12)How To Love」、Drakeとダークなトラックの中を浮遊する「(6)She Will」などがありますが、最も気に入っているのは「(4)6 Foot 7 Foot」。念仏ラップ「A Milli」の衝撃再びということか、Bangladesh(バングラデシュ)プロデュースのこれは、またもや中毒性満点の1曲。記事を書くにあたり気付いたんですが、この曲のサンプリング元って、あの「Day-O (The Banana Boat Song)」なんですね。元ネタが有名すぎるとどうしてもそれに引きずられがちですけど、これは耳馴染みがあるけど完全に新しい曲になっています。

シングル曲以外では今のところ「(10)Abortion」が気に入っています。(9)からのスリリングな流れがたまりません。ま、Jay-Zあたりが好みそうなトラックですけどね。

ただ、粒揃いなのは認めるけども、万人に向けながら十分刺激的だった前作と比較するとどうも物足りなさが残ります。
歌モノにしてもJohn Legendの「(11)So Special」やBruno Marsが熱く歌う「(17)Mirror」(輸入通常盤には未収録)など良曲があるんですけど、前作にはRobin ThickeやBobby Valentinoらとのコラボ、そして何よりBabyfaceと組んだ「Comfortable」が収録されているだけでも名作認定したいくらいでしたから、どうしてもそのレベルを求めてしまうんですよね。
それと、自分は彼の声が好きなわけではないので、(12)のように全編歌われるとちょっとキツい…。

前作が、普段ヒップホップに触れていない人でもとりあえず聴いてみて!と声高に叫びたくなるレベルだったとすると、今作はLil Wayneが好きなら…と控えめにCDを差し出す程度かな。

余談ですけど、最近輸入盤に多い通常盤とデラックス盤などのバージョン違い商法、あれはいかがなものでしょうか。数年前に多かった後出しデラックス盤商法よりはずっと良心的なんですけど、本作のようにアルバムの流れを強く意識して作られたものの場合、アウトローの後にダラダラと何曲も続くと作品としての評価に影響を与えると思うんですよねぇ。国内盤の80分に及ぶ収録時間も長すぎるし…。

★★★★★★★☆☆☆

◆Lil Wayne作品の評価
「Tha Carter 2」 ★★★★★★☆☆☆☆
「Tha Carter 3」 ★★★★★★★★★☆

「6 Foot 7 Foot」(US9位、US R&B2位)
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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