全米オープンテニス2011 準々決勝

Caroline Wozniacki (1) def. Andrea Petkovic (10) 6-1, 7-6 (7-5)
Samantha Stosur (9) def. Vera Zvonareva (2) 6-3, 6-3
Serena Williams (28) def. Anastasia Pavlyuchenkova (17) 7-5, 6-1
Angelique Kerber def. Flavia Pennetta (26) 6-4, 4-6, 6-3


雨に祟られ、2日も試合を行えなかった今年の全米オープン。後半になってのこの順延で、選手たちは今後過密スケジュールを強いられ、優勝の行方を左右するんじゃないかと思うんですが、トッププレイヤーはさすがに上手く調整してきますね。結果は概ね順当だったと思います。

唯一驚いたのはケルバーが勝ち上がったことですね。
5戦中3戦がノーシードの相手だし、決して今シーズン調子が良かったわけではないし、そもそもプレーをまともに見たことがない…。プロフィールを調べてみるとコーチがいないのと、ツアーレベルのトーナメントに出場するために来日したのは昨年の東レのみというのが目に付いたくらい。ちなみにその時は1回戦でダニエラに敗れています。
というわけでベスト4と言われてもピンと来ないんですが、千載一遇のチャンスを掴み取ったことには変わりありません。GSベスト8には一発屋も結構いますけど、ベスト4以上で一発屋で終わった選手ってほとんどいないんじゃないかなぁ。そういう意味ではこの23歳に今後の活躍をしてもいいんじゃないでしょうか。
序盤のハードコートシーズンではペトコ、クレーシーズンではゲルゲス、芝ではリシキ…。今季は定期的にドイツ人プレイヤーが本格ブレイクを果たしています。しかし、全米でトップ100ギリギリに位置するケルバーが来るとはさすがに予想できませんでした。

ストーサーはこれでヴェラに8連勝。ムラのあるストーサーがヴェラにはなぜ安定して勝てるのか大きな謎ですが、とにかくこれで全仏以外のGSでは初の準決勝進出を決めましたね。4回戦と準々決勝でフルセットのロングマッチを戦ってきましたから、雨に最も助けられたのは彼女かもしれませんね。
準決勝はノーシードのケルバーということで、決勝進出の大チャンスでしょう。ただ、初対戦の相手にムラっ気が発揮されないかが心配ですが。

そしてトップハーフではついにウォズニアッキvsセリーナが実現します。この対戦は過去セリーナの2戦2勝。しかし、最初はファイナルタイブレイク、次は満身創痍だったウォズニアッキが途中リタイアということで、それほどの差は感じられません。最後の対戦からもう2年も経っているというのもありますしね。GSとなればセリーナの本気度も全く違うはずですが、彼女が出だしで躓くようならウォズニアッキはそこに付け込むだけのだけの実力は十分に備えていると思います。

ウォズニアッキの不運は、ナンバーワンになるために引きずりおろすべき女王がいなかったことだと思うんですよね。本来壁となるはずのセリーナやキムとは2度ずつしか対戦がありません(彼女たちがツアーにフル参戦していないことも影響していますが、ほぼ同期のアザレンカはセリーナと7回、キムと6回戦っているというのに…)。ヴィーナスとは4度戦っているものの、最後の対戦から3年以上経っています。
ウォズニアッキが復活に懸けるセリーナの壁になってくれれば申し分ありませんが、今回勝てなかったとしてもこうした選手と戦い続けることが彼女の成長の助けになるのは間違いありません。チャレンジャーとして戦う期間が短かった分、失われた時間を取り戻すかのように全力でぶつかっていってもらいたいと思います。

決勝カードの希望はウォズニアッキvsストーサー。どちらも過去にGS決勝の舞台を経験しながらタイトルには手が届きませんでしたから、思いは強いでしょうね。

ところで、ダブルスではキリレンコ、ペトロワ組とラドワンスカ、ダニエラ組が準決勝進出を決めています。準決勝の相手はどちらも実績のあるペアですから厳しい試合になるでしょうけど、ぜひ決勝で両ペアの直接対決を見せてもらいたいところ。
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それは知りませんでした

ヴェラちゃんそんなにストーサーに負けてるんですか。
苦手意識もあるのかしら。
でも、Amélieもキムに連敗してたのが、一度勝ってからは負けなしでしたから、そういうこともあり得ますね。

Amélie<セリーナ、リンジー
Amélie>パティ、ミスキナ
みたいに、相性もあるんでしょうね。
共通点はでかいアメリカ選手に弱く、熱くなる選手に強いでしょうか。^^;

ケルバーはQFでの相手もよかったんじゃないでしょうか。
セリーナやウォズニアッキ相手じゃどうだったでしょうね。
でも、私も観てないからわかりませんけど。

不思議ですよね

確か去年のチャースルトン決勝でのヴェラは、公開処刑に近い形でやられていました。
プロですし、連敗はいつか途切れるという意識で臨んでいると思いますが、ここまで負け続けるともうGSでは戦いたくはないでしょうね。
そのストーサーはシャラポワに勝ったことなし。
シャラポワの故障明けでも、得意のクレーでも勝てないんだから、本当にやりづらそう…。
やっぱり実力の近い選手同士だから、小さな要素で形勢ががらりと変わってしまうんでしょうね。
面白いものです。

アメリーはテクニック系には強いという感じなんでしょうか。
リンジーに対しても最初は強いイメージがあったんですよ。
99年の全豪も打ち勝っていましたし。
でも、ネットプレーを取り入れてからは逆にリンジーは勝てなくなりましたね。
リンジーはノボトナに負けなしだったので、ネットプレイヤーに強いのかもしれません。

ちなみに自分は、ひたすらロブで返してくるような超守備型に滅法弱いです。どうでもいいことですが…。

ケルバーは確かにドローに恵まれました。
セリーナやウォズニアッキ相手ではそこ止まりだったでしょう。
でも、もう2度とやってこないかもしれないという大チャンスで、しっかり自分のテニスができるというのは相当難しいと思うんです。
ラドワンスカやペンネッタだって、簡単に勝てる相手じゃありませんしね。
逆にラドワンスカはこれまで何度も準々決勝に進みましたが、キムやW姉妹に阻まれています。
こういうチャンスのあるドローの時に勝ちを拾う運というのも選手には必要なんでしょうね~。
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  • Author:いぬふく
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