Western & Southern Financial Group Women's Open

シンシナティを振り返る前に、全米オープンネタを。
キムが腹筋の故障を理由に、欠場を表明しました。昨年の優勝分のポイントをすべて失うとトップ10ギリギリというところまでランキングを落としてしまうことになりますが、今の彼女にとってランキングはそれほど重要ではないか…。それより、1970年代にエバートが成し遂げて以来の全米3連覇という大記録の可能性がなくなってしまったのが残念。
ちなみに、東京と北京も欠場するようですが、こちらは元々放射能問題で出場しないと言っていたので驚きはないですね。

 <Quarterfinals>
Vera Zvonareva (2) def. Daniela Hantuchova 6-3, 7-6 (8-6)
Maria Sharapova (4) def. Samantha Stosur (10) 6-3, 6-2
Andrea Petkovic (9) def. Nadia Petrova 7-5, 6-1
Jelena Jankovic (13) def. Shuai Peng (16) walkover

 <Semifinals>
Maria Sharapova (4) def. Vera Zvonareva (2) 2-6, 6-3, 6-3
Jelena Jankovic (13) def. Andrea Petkovic (9) 7-6 (7-4), 6-1

 <Final>
Maria Sharapova (4) def. Jelena Jankovic (13) 4-6, 7-6 (7-3), 6-3


シャラポワ、やりましたね~。今季2勝目はまたもプレミア5。今年は久しぶりに大きな怪我もなく、ビッグトーナメントに照準を絞ってコンスタントに活躍できていますね。昨年末の婚約は、もしかしたらテニスへの情熱が失われるきっかけになるんじゃないかという心配もありましたけど、そこはさすが強靭なメンタルを持ったシャラポワ。ラケットやコーチを代えたこともプラスに働いているのかもしれません。
トップ15のプレイヤーを4人倒したという点でも評価できる大会でしたけど、対戦成績では分がいい相手ばかりだったので、次はW姉妹やアザレンカあたりを倒して勝ち上がれるか。そして、全仏やウィンブルドンで見せた、トーナメント中盤にピークが来て終盤で荒れるというパターンが今大会でもあったようなので、全米でそれを修正できるかという点にも注目しています。
何はともあれ、これでランキングは4位に浮上。レースランキングでは首位に立ち、最終戦出場権もほぼ手中に収めています。見事な復活と言っていいでしょうね。

ヤンコビッチは久々のプレミア決勝。今季トップ20に勝ったのは先週まで1大会のみということで、すっかり注目度は下がっていましたけど、いい時は相変わらずラインに乗せるダウン・ザ・ラインが炸裂しているんですよね。ただ、全盛期に比べると攻撃的になった分アップダウンが激しく、特にサービスの不安定さは地味に痛いんじゃないかなぁという感じがしました。
今週は、ポンの棄権やペトコの怪我などもあり運に恵まれたので、復調と判断するのは全米の結果が出てからにします。

そのペトコ。北米シリーズでベスト4、ベスト8、ベスト4と安定した勝ち上がりを見せていたんですけど、連戦のツケが右膝に出てしまいました。右膝といえば、2008年に靭帯を切って手術した箇所、そして今回も靭帯損傷ということで、具合が非常に気になるところです。
準決勝、明らかに動きに精彩を欠きながらも最後まで戦ったのは彼女らしいですが、全米オープンを1週間後に控えていることを考えると賢明とは言えない判断だったよなぁ。

怪我人続出の夏、カールスバッドを欠場していたスヴェタは復帰後初勝利を飾りました。3回戦ではシャラポワのリターンの餌食になったようですが、まぁ今週はよしとしましょう。ニューヘイヴンでもう少し調子を上げてもらいます(しかし準々決勝でウォズニアッキという厳しいドロー)。
ダブルスではゲルゲスとペアを組んだものの、初戦でペトコ&イヴァノビッチと、2回戦でペトロワ&キリレンコペアと対戦するという何とももったいないドローでした。これ、東レでも実現しないですかね!?

その他にも、ウォズニアッキの2週連続初戦敗退など、気になるニュースも多かった今週。特に今週のマクヘイル戦はアンフォーストエラーが30を超えるという彼女らしくない負け方だったようで、相性のいい全米オープンを前に心配になります。父親がコーチを外れたというニュースも、今聞かされても不安が募るばかりですよ…。

今年GS初制覇で本格ブレイクを予感させたリー・ナとクヴィトワは、それぞれストーサーとペトコの前に敗退。つまり、2週連続で同じ相手に敗れたということになります。
リー・ナは全仏の時もロングラリーでは圧倒的な強さを見せていましたが、意外とリターンミスは多かったんですよね。全仏優勝後に敗れているリシキやストーサーからいまだに勝ち星がないことを考えると、ビッグサーバーには分が悪いのかもしれません。
そしてそのストーサーはシャラポワと9戦していまだ勝ち星なし。相性は確かにありますが、絶対的な天敵を作ってしまうとランキングの上位に居座ることは難しいでしょうね。スヴェタも昨年から4連敗中のシブルコワにそろそろ勝っておかないとな。
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テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

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ヤンコビッチ

自分のところではヤンコビッチについてあまり触れなかったので、こちらで。

>全盛期に比べると攻撃的になった分アップダウンが激しく、特にサービスの不安定さは地味に痛い

これ、まさにこのシンシィ決勝でも出ていました。加えて、シャラポワにかなりフォアサイドを狙われていましたからね…。それでもうまくフォアでDTLへ展開していましたが、甘くなると、シャラポワもバックハンドが得意ですから、ヤンコビッチが簡単にカウンターを打てるボールが来ないんですよね。ただ、ネットプレーには積極的に出ていたところはよかったですが。あと、攻撃力をアップさせたぶん、そしていまのウォズニアキ並みのスケジュールで相当の試合数をこなしていた時期があったぶん、以前のような、ディメさんをして「サッカー場(の広さ)でもボールを拾う」といわしめた守備力はもうないのと、もともと集中力がふっと切れるクセがあるせいで、以前ならしとめていたであろうカウンターが弱くなっているのかな、という気がします。それでもバックハンドDTLは健在ですけどね。バックハンドは私を裏切らない、といっただけあります。

サッカー場!!

> ディメさんをして「サッカー場(の広さ)でもボールを拾う」

ディメさん、こんなこと言ってたんですか!
彼女はヤンコビッチを苦手としていましたけど、よほど脅威だったんでしょうね~。

攻撃力アップの成果はしっかり出ていると思います。
ネットへの出方もなかなか上手いし、DTLをあれだけ打つのにミスが少ないですし。
守備力だって並の選手に比べれば遥かに優れていると思うんですが、何というか、全体的にチグハグなんですよね…。
集中力がふっと切れるクセを改善するのは彼女の性格、性質上難しい気がするので、今の路線でバランスを取っていくしかないと思います。

ただ、動向が気になる選手ではあるんですけど、彼女のスポーツマンシップに欠けるところがいまだに好きになれないんです。
試合後に言い訳するところや、ファミリーボックスと密かに(もはや密かにレベルではありませんが)コンタクトを取るところとか、以前よりは目立たなくなったものの、やっぱり気になる…。
敗戦の責任はすべて自分が負う、というのがテニスの厳しさであり、面白さであると思うんですけどねぇ。
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いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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