ウィンブルドン2011 決勝

Petra Kvitova (8) def. Maria Sharapova (5) 6-3, 6-4

録画予約に失敗し、最初の30分を見逃すという大失態。でも、そんなにショックじゃなかったんです。シャラポワには優勝してほしいという思いはあったんですが、スヴェタやリンジーに対するような思い入れはまだないんだなと気付かされました。

シャラポワは準決勝で崩れたサービスを修正しきれませんでした…。最悪レベルだった準決勝よりはさすがによくなったものの、相手はクヴィトワですからね。2ndだけでなく、1stサービスまでも鋭いリターンの餌食になるシーンが多かったのもあって、プレッシャーも大きかったことでしょう。
勝負を分けたのは3球目のショット。つまり相手のリターンへの対応です。元々シャラポワはサービス後に体勢を立て直すのが早い選手ではありませんでしたが、その上でこの試合はクヴィトワのスピードのあるリターンが深く入ってきていたこともあって対処しきれない場面が多くありました。そうなると、どうしてもポジションが下がってしまい、甘いリターンが来ても攻撃が一歩遅くなる…。粘られているうちにミスをしたり、カウンターで逆襲を喰らう…。悪循環とまでは言わないまでも、いい流れでプレーできていないのははっきり感じられました。
自身のリターンに関しても、コーナーを突くサービスにはリーチを活かして返球していたのに、振り切って打った時のネットミスが多すぎたなという感じがします。
逆にクヴィトワは、シャラポワの強烈なリターンに対しても、しっかり腰を落としてカウンターでポイントを奪っていましたから。

それでも、第2セットは惜しい内容でしたね。2度のブレイクバックに成功し、クヴィトワにもつまらないミスが出始め、プレッシャーを掛けるには絶好のチャンスだったんですが、第6ゲームのダブルフォールトから再び流れをクヴィトワに引き渡してしまいました。今季、ファイナルセットで負けなしという強さを見せていただけに、クヴィトワにプレッシャーを与えるところまで追い込むことができなかったのは残念。

とにかく、これで久々に若いチャンピオンが誕生しました。新しい女王の誕生を予感させる優勝は、2008年に20歳で全仏を制したイヴァノビッチ以来じゃないでしょうか。
個人的には、新しいチャンピオンが生まれるのなら、ウォズニアッキ、アザレンカ、ラドワンスカといった2008年ブレイク組にがんばってもらいたかったんですが、彼女たちの攻撃力不足を指摘しているうちに爆発力を備えた選手に先を越されてしまいましたね。

悔しいですが、クヴィトワは今大会、素晴らしいテニスを見せていました。元々攻撃的だったサービスやストロークが安定し、粘り強さも見せ始め、苦しい場面でも自信を持ってプレーできるようになるなど、優勝の要因はたくさんあるでしょう。準々決勝や準決勝ではセットを奪った後に崩れるシーンもありましたが、決勝では崩れかけた時の大切なポイントでショットがラインをかすめていたり、苦しい中で当てただけのショットが絶妙なドロップショットになったり、運も味方につけていました。
武器の一つであるアドバンテージサイドからのスライスサーブは、シャラポワに上手く対応されていましたが、終盤になってコースを変えて再びサービスの優位性を取り戻すなど、戦術面もなかなかのものでした。テレビで観ていても緊張は感じられましたが、その中でもしっかりラケットを振り切っていけたのもお見事。

これで今季はハード、クレー、芝といった異なるサーフェスでの優勝も果たし、どこでも勝てるということも証明しました。しかし、2度出場した下部トーナメントではどちらもトップ50外の選手に敗れてタイトルを獲得できていないという脆さも見せています。なので、このままナンバーワンへ上り詰めていけるかというと、まだまだ疑問。ハードコートシーズンでどこまで安定して勝てるのか、全米でも優勝争いに絡めるのか、注目していきたいですね。

しかし、昨年の来日時に練習だけ見たクヴィトワはまだまだ注目されていませんでしたけど(自分も練習相手のペトコに目を奪われてほとんど記憶に残っていません)、今年はすごいことになるだろうな。全仏チャンピオンのリー・ナといい、ウィンブルドンでGS初勝利を果たしたロブソンといい、本格ブレイク前にチェックできるのが東レPPO。気付けばもう2ヶ月後に迫っていますね。今年は平日に行けるといいんだけど…。
スポンサーサイト

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

こちらもやっぱり

クヴィトヴァもロシアンかと思ってましたが、チェコだったんですね。
マリアさまはダブルフォルトがねぇ。。。
でも、見事に復活しましたね。また次が楽しみです。
スヴェちゃんも復活してほしい。
ツイッターで楽しそうなツイートしてますけど、サンクトペテルブルクからでしょうか。

で、予想通りラファ負けました。
ほんとジョコ強いですね。
もちろんこれは意識的に見てません。根性なしですから。^^;
今回は素直にジョコにおめでとうです。
名実ともにNo.1ですね。

ジンクス

応援していると負けるパターンにはもう慣れてしまいました…。

クヴィトワは今シーズンのフェドでも4戦全勝でチェコを決勝に導いています。
決勝の相手は何とロシア!
ロシアは誰が出場するか分かりませんが、シャラポワ、ヴェラ、スヴェタあたりでクヴィトワ包囲網を敷かないと厳しい戦いになりそう…。
ホントにスヴェタにも復調してもらわないと、去年のサンディエゴのポイントが消える週が怖いです。

男子決勝は流し見でしたが、ナダルはジョコに対する苦手意識を完全に植え付けられてしまっているなという感じがしました。
動きが悪く、らしくないミスも多かったです。
動きが悪かったのは、痛めた足首の影響もあったんでしょうけど。
また長期離脱することになったようなので、しばらくはジョコの天下が続きそうですね。

ドレスアップのクビトバ

誰かわからんくらいべっぴんさんに化けていてびっくりでした。アザレンカにしろ、クビトバにしろ、男子シングルス決勝を観戦していたリシキにしろ、私服のほうが美人に見えるとは…。

ウォズニアキ、アザレンカ、ラドバンスカはGSタイトル取れますかねぇ。ラドバンスカは好きなんだけど、GSタイトルには弱いなぁ、という感じです。ウォズニアキにはまだチャンスがあると思うんですが、そんなことよりも、また今週も大会に出ていますよ。あ、あんた、学習してないのか……。

同じく!

いやぁ、あのドレスアップ姿はパッと見では気づけませんね。
クヴィトワってちょっと目や鼻のパンチがありすぎる印象があったんですけど(失礼…)、全然顔のバランスが違って見えますもん。
コート内でファイター化していても美人のシャラポワやキリレンコは別格として、オフコートで女性的な面を垣間見るのもWTAの楽しみですよね。

ウォズニアッキやアザレンカはよほど巡り合わせが悪くない限りはGSタイトルを取るでしょうけど、ラドワンスカは何度か準決勝に、運が良くて準優勝レベルだと思います。
今やスヴェタに匹敵するほど大好きな選手になりましたけど、今の時代にマッチしたテニスではないですからねぇ。
と言いつつも、イーストボーンではクヴィトワと大接戦を演じていましたし、2ndサービスとネットプレーが向上すればもっと上に行けると思ってます。
本当は女王不在の今こそがチャンスなんですけども…。

ウォズニアッキはドローで目にしてビックリしましたよ!
スポンサー契約とかの都合なんでしょうか。
まだ若いとはいえ、こんなので全米までの長丁場を乗り切れるのかなと今から心配です。

No title

スヴェちゃんのツイートで知りましたが、Amélieがツイッター始めました。
スヴェちゃんがそれを歓迎しつつ驚いていました。
今のところfacebookよりはまめにやってくれています。

ウォズニアッキ、GSではほんとになかなか活躍できませんね。
ステラ・マッカートニのヒラヒラウェアやめたらどうかしら。
キリレンコはヒラヒラやめてからすごくよくなりましたから。^^;

AmeMauresmo

ついに始めましたか~。
定期的に呟いてくれるのか心配ですが、とりあえずフォローしてみました。
ちゃんと英語で呟いてくれるかな。

キリレンコはステラ・マッカートニーモデルの時は全然勝てませんでしたね。
ウォズニアッキはナンバーワンだし、見た目でも他の選手と差別化を図るのもいいかとも思うんですけど、このままタイトルが取れないようだとウェアを替えてもいいかもしれませんね。
ただ、ウォズニアッキは既に他の選手にかなり研究されていて、彼女との試合ではみんな目の色変えてハードヒットしまくっていますから、なかなか思うようなテニスをさせてもらえていない部分はあると思います。
クヴィトワのように、マークが少ないうちに優勝できればよかったんですけど…。
プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本