ウィンブルドン2011 準決勝

Petra Kvitova (8) def. Victoria Azarenka (4) 6-1, 3-6, 6-2
Maria Sharapova (5) def. Sabine Lisicki 6-4, 6-3


シャラポワ、勝ちましたね! しかし、決勝に向けて不安を残す内容でした。
しばらく安定していたサービスが大崩れし、今大会6割以上の確率だった1stサービスは48%に、ダブルフォールトは13を数えています。数年前に肩の故障をしてから彼女の復活を妨げていた最大の要因はサービスですから、シャラポワファンは彼女がサービスモーションに入るたびにハラハラしているはず。今回、久々にあの感覚が甦ってきました。
テニスというのは1試合ごとに調子が大きく変わるスポーツ。急激に落ちた調子を、中1日で急激に戻してくることはできるんでしょうか。
ストロークは深く入っていたし、序盤苦しんでいたリターンも最後はしっかり対応していましたが、シャラポワは今大会、打ち粘り型プレイヤーとの対戦が多かったからなぁ。一発勝負型相手にこの調子を持続できるかというと少し疑問。いかんいかん、自分の方が弱気になってるな…。

乱調のシャラポワを打ち破ることができなかったリシキ。シャラポワを上回るウィナーを記録し、アンフォーストエラーは抑え、いきなり3ゲーム先取するなど、初の準決勝というプレッシャーを感じさせないようなテニスをしていた彼女ですが、逆転を許してからは萎縮してしまいましたね。このあたりは経験の差なんでしょう。
とはいえ、リシキはこれでトップ30復帰を確定させました。粗さはあるものの、芝以外でも活躍できるプレイヤーなので、初のトップ20入りも見えてきましたね。もちろん、「故障がなければ」ですが…。

もう一つの準決勝はクヴィトワの破壊力がアザレンカを押し潰しました。
サフィナを破った一昨年の全米でもその攻撃力は印象的でしたが、今季は凡ミスが一気に減りましたし、走らされたところからも精度の高いカウンターを打てるようになっていますね。サービスもスピードではリシキに劣るものの、落差や角度はあるしレフティな分、かなり取りにくそう。準々決勝と準決勝ではセット先取後に崩れるシーンも見せましたが、ファイナルセットではきちんと修正しているし、本当に優勝してしまいそうな勢いです。レフティのGS優勝となると、96年全豪のモニカ以来? ウィンブルドン限定だとナブラチロワ以来か…。
あとは初のGSファイナルという舞台でどれだけ力が出し切れるかですね。ブリスベン、パリ、マドリッドなど、今年は決勝で見事なプレーを見せている彼女ですが、GSとなると状況は変わってくるかもしれません。

対するアザレンカは、やはり安定を図った分、攻撃力が落ちています。この試合でも強打はしているものの、クヴィトワの正面に返してしまうことが多かった…。春あたりから打ち粘り型に転身して取りこぼしが減ったアザレンカですが、守るにもテンポが一定すぎるので調子のいいトッププレイヤーには対応されてしまいますね。ディメさんの方がフットワークもよかったしスライスも上手かった気がするので、これからそのあたりを磨くのか、それとも別の武器を身につけるのか、興味深いところです。
ただ、最近変えたガッツポーズ、あれはやめていただきたい…。指立て舌出しじゃガラ悪すぎでしょ。間近で見た時の印象や震災後のサポートで、以前より応援する気になっていたのに、あれじゃ好感度ダウンですよ。

というわけで、決勝はシャラポワvsクヴィトワになりました。W姉妹とキムが万全でない現状では妥当な組み合わせなんじゃないでしょうか。両者の対戦は昨年のメンフィスで1度だけあり、シャラポワがストレートで勝っていますが、その時とはクヴィトワのランキングが全く違います。お互いにリーチの長さを活かしたストロークが持ち味で、守りには課題が残る選手。当然、どちらが先に仕掛けられるかが勝負の分かれ目になるわけで、つまりサービスの出来に懸かってくると思います。サービスの攻撃力、安定感ではクヴィトワ有利ですが、シャラポワにはGSでの経験と、メンタルの強さがあります。どうかその根性が空回りしませんように…(←2007年全豪のトラウマ)。
スポンサーサイト

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

アザレンカの攻撃力

確かに落ちているというか、安定度をはかったぶん、爆発的なショットがなくなりましたね。フルショットがめっきりなくなりました。ただ、うまさは加わってきていると思うので、その上でいかに攻撃的なショットを放てるか、というところでしょうか。あとは前後の揺さぶりを相手によってもっと使いたいところですが、まだネットアプローチが甘いので、そこも磨いてほしいところです。

あの指差し舌出しは、舌出し我なければ、ってなところですかね。それよりも、他のエントリで犬いぬふくさんも書かれていたように、クビトバのカモン(?)がなんとも…個人的にはシャラポワやW姉妹、アザレンカの声よりも気になるというか気に障るというか(笑)。海外の記者も同じようなことをtwitterでつぶやいていました。みんな思ってるんだな、と。

決勝は正直、シャラポワのSFを見るとわかりません。私も両者のサーブの出来が鍵だと思います。ネットプレーもどっこいどっこいですが、クビトバのほうが比較的前に出るシーンが多いですかね。リターンはシャラポワのほうが上かな。まぁ、互角の勝負になるでしょうが、そう思ったら意外とあっさり片方が勝つなんてこともありますよね、決勝って。とりあえず自分は2-1でシャラポワ予想です。

PS:使っていたCMSが重過ぎて一時的にブログを引っ越しました。

決勝を前に…

ブログの引っ越し(一時避難?)以降も頻繁に読ませていただいてます。
コメント書くつもりだったんですが、お気に入りが早々に姿を消してしまったので先延ばしに。
takezohさんも忙しくてレスが大変でしょうし、大会が終わったら書き込みますね。

それにしても、バランスって本当に難しいですね。
アザレンカは今のままでもGSタイトルを取れるかもしれませんが、女王に君臨するには物足りないテニスになってしまいました。
実際、マイアミの優勝以降はトップ10からの勝利がありませんし。
調子のいいトップ10相手のペースを乱すためにも、自分も前後の揺さぶりは必要だと思います。

勝利後のアクションは舌出しがなければいいんですけどね~。
クヴィトワのカモン(?)については、他に気になるという話を聞いたことがなかったので自分だけかなと思っていたんですが、同意してくれる方がいて嬉しいですv-398
他の選手が打つ時に叫ぶのと同様、パフォーマンスの質を高めるためには必要なんだろうと思いつつも、威嚇されているような気分になるんですよね…。

決勝はシャラポワを応援している分、クヴィトワが余計に強く見えてしまっています。
クヴィトワは左右に走らされても意外としっかり返球してくるので、シャラポワには強打で崩したら上手くネットプレーに繋げてほしいところですが、前に出ると途端に動きが悪くなるのが気掛かり。
逆にクヴィトワの方は思い切りがいいので、ネットプレーでミスしても引きずらないように見えるんです。
どんどんネガティブになってますけど、シャラポワをしっかり応援するようになってからGS決勝は初なので、喜ぶシーンを目に焼き付けたいと思います。

気が付けば

TVの前で寝てしまい、気が付いたら終わってました。^^;
で、クヴィドヴァ勝ってました。
なので試合内容、全くわからないんですが
この2人ならマリアさま応援だったので、残念です。

クヴィドヴァのほうがゴツイから、ボールが重そうですね。
さしづめ、マリーとAmélieみたいな。。。
何でも基準はそうなってしまいますねぇ。^^;

この結果を見て、明日の男子がちょっと心配。
ラファ応援ですが、応援するほうが負けるので。。。v-12

逆に

自分は序盤を見逃しました…。

シャラポワが優勝したら感動するかなと思っていたんですけど、クヴィトワ、最後まで崩れませんでした。
ホントにストロークが強力でした。
クヴィトワって顔がユマ・サーマンやバナナマン設楽に似てるな~とはずっと思ってたんですが、全体のシルエットはピアースに似てるかもしれませんね。
重い球を打つにはあれだけガタイがよくないといけないんですかねぇ…。

今ちょうど行われている男子決勝は、自分もナダルを応援しています。
が、やっぱり応援すると負けるのであまり期待しませんe-441
プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本