Lasers / Lupe Fiasco

レイザーズ(初回限定スペシャル・プライス)レイザーズ(初回限定スペシャル・プライス)
(2011/04/06)
ルーペ・フィアスコ、スカイラー・グレイ 他

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2枚のアルバムで、一躍ヒップホップシーンの重要人物へと躍り出たLupe Fiasco(ルーペ・フィアスコ)。今回はレーベルと揉め、署名運動などを経てようやくアルバムリリースへと漕ぎ着けました。しかし、最終的にはLupeの方もかなり歩み寄ったんじゃないかと感じさせるほど主張がない…。などと思いながら記事を拾っていたら、やっぱり本人も満足はしていないみたいですね。う~む…。

前作で「Superstar」というヒットを出していましたし、2009年には同じくMatthew Santosをフィーチャリングした「(14)Shining Down」を発表していただけに、ポップスやロック寄りになることも当然予想できたんですが、結果的にそれが彼の個性を薄めてしまったように感じました。既聴感の強い曲が多くて、耳に残る曲がほとんどないままアルバムが終わってしまうんです。

まぁ、Lupeのアルバムだということを考えなければ、十分に及第点超えを果たしているとは思うんですけどね。
Missy Elliott「Gossip Folks」のようなトラックで始まる「(4)I Don't Wanna Care Right Now」は、アップではあるけども能天気にならないあたりがLupe流。「(5)Out Of My Head」はTrey Songzに完全に主役の座を奪われてはいるものの、曲自体は文句なしの出来です。「(9)State Run Radio」も最高にかっこいい!

Skylar Greyのヴォーカルが、真夜中に走るパトカーのような緊張感と切なさを生んでいる「(2)Words I Never Said」は、詞も聴き応え抜群。すべての詞がシリアスというわけではありませんが、曲のメッセージ性に魅力を感じられないものが多いヒップホップにおいて、彼の存在は貴重だなと改めて思わされます。ぜひ国内盤を購入して、歌詞カードとセットで楽しんでもらいたいところ。

過去2作の延長線上にあるものとは捉えずに、本作限りの遊び心を増やしたアルバムと考えればそれなりに満足できました。セールス面でも自身初の全米1位を記録するなど成功しましたし、レーベルとの関係を良好に保って、以前から公言されていた「LupE.N.D」を次回こそリリースしてほしいものです。

★★★★★★★☆☆☆

◆前作の評価
「The Cool」 ★★★★★★★★★☆

だいぶ前からiTunesで配信されていたものの、シングルになっているのか不明の「(13)I'm Beamin」
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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