母なる証明 他

母なる証明 ★★★★★★★★☆☆
自分の子どもを愛するあまり、真実が見えなくなってしまう母親。最近問題になっているモンスターペアレントがかわいく思えてしまうほど、強烈な物語でした。登場人物への感情移入を許さない強烈な性格と残虐な描写は、韓国映画らしいと言えるか。いろいろな角度で見ることができるけれど、根っこの部分はすごくシンプル。その分余計な脳みそを使う必要がなく、感情の赴くままに楽しめるという点も秀逸です。
観終わって晴れやかな気分には絶対になれませんが、作品としては文句なしに面白かったですよ。皮肉の効いた後半の展開は、ある意味、コーエン兄弟の「ファーゴ」あたりと共通するかもしれません。まぁ、こちらの方が遥かにシリアスな作りですが…。
内容とは全然関係ありませんけど、チョイ役で出演する少女がいとうあさこに激似なのが気になりました。

◆ポン・ジュノ監督作品
「殺人の追憶」 ★★★★★★★★☆☆
「グエムル ―漢江の怪物―」 ★★★★★★☆☆☆☆

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(2010/04/23)
キム・ヘジャ、ウォンビン 他

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シングルマン ★★★★★★☆☆☆☆
孤独モノというだけで大好物なんですけど、何だか期待していたものと違う…。
愛する人間を失った男が主人公で、確かにすごく苦しんではいるんですが、彼の喪失感や孤独感がなかなか伝わってこないんです。大切な人間の死を知らされた後に、駆け付けて泣ける場所(ジュリアン・ムーア演じるチャーリー)があるだけでも幸せなことに思えてしまうし。
これはもしかしたら「ノルウェイの森」パターンかもしれません。映像化してしまうと、原作が醸し出していた深い悲しみが薄れてしまうという…。まぁ、原作を読んでみないと何とも言えませんし、単に自分の中で消化する時間が必要なだけなのかも。
映像は、さすがトム・フォードと思える美しいものでした。が、こちらも期待が高すぎたせいか、特筆すべきものは感じられず。しかし、コリン・ファースがすごくセクシーに描かれていたのには驚かされました。彼はこれまでも様々な役を見事に演じてきましたけど、ここまで色気のある男に化けたのは初めてなんじゃないかな。
他のキャストでは、「アバウト・ア・ボーイ」では生意気な子どもだったニコラス・ホルトの成長ぶりに驚かされました。言われなきゃ判らないほどですが、目元と口元は間違いなく彼ですね。
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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