トロン:レガシー

Tron: Regacy

映画館まで行ったのはあの映像を3Dで見ておきたかったからで、物語には全く期待していなかったんですが、本当に魅力のない物語でした。治りかけだった風邪がなぜかその日だけぶり返して、咳と鼻水が止まらなかったというのものめり込めなかった一因だとは思うんですが、それを抜きにしてもダメだっただろうな。

まぁ、ストーリー目的じゃなかったので、それはいいんです。不満だったのは、映像面。
確かに「アバター」同様、3Dで観るべき映画だとは思います。3Dで、そして大音量の中じゃないと作品としての魅力は半分も伝わってこないでしょう。しかし、「アバター」にあった"手を伸ばせば架空の世界にも触れられそう"という感覚はなく、あくまで迫力が増すという程度でした。
しかし、映像の質よりもボリュームの問題なんですよね。トロンの世界に飛び込んで、さあ本番だと集中するも派手なアクションがなかなか増えてこない…。単なる円盤投げにしか過ぎないバトルでどう興奮すればいいのか。

そんな中、ライトサイクルに乗った時とクラブで戦うシーンの完成度は見事でした。
ライトサイクルというのは要はバイクなんですけど、単に速さを競ったり車体をぶつけ合うだけではなく、自身が通った後にレーザーのようなものができるんですが、その軌跡が何とも美しいのです。
クラブのシーンはダフト・パンクの音楽の力が大きいです。予告編やCMで散々掛かっていた「Derezzed」が流れると何とも言えないトリップ感覚に襲われてテンションは最高潮。
この映像を見ていて、学生時代に好きだった「リッジレーサー」というレースゲームを思い出しました。あのゲームで感じたスピード感溢れる映像とテクノの相性の良さを、今回再確認。「アバター」とは違った方向性で3Dの見せ方に成功しているだけに、これだけの興奮が味わえるシーンがこの倍は欲しかったところ。

というわけで、自分には親子愛とかは全く不要でした。映像だけの薄っぺらな映画にならないように大きく扱ったのかもしれませんけど、登場人物に魅力がないせいでその親子愛が特に感動を呼ぶものではなく、かえって中途半端になってしまっているんですよね。
ダフト・パンクの最新PVとして、30分800円くらいで3D上映した方が良かったんじゃないかとさえ思いました。

★★★★★★☆☆☆☆
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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