全豪オープンテニス2011展望

オーストラリアの雨はもう大丈夫なんでしょうか。テニスのトーナメント開催地は洪水の被害はなさそうですけど、予選も前哨戦も試合が消化しきれなくて選手も大変そう。早めに会場入りしたトッププレイヤーも満足に調整ができていないようですしね。全豪が雨に見舞われるというのは結構珍しいことのような気がします。

それはさておき、全豪のドローが発表されたので、いつものように勝ち上がりを予想してみましょう。
http://www.wtatour.com/SEWTATour-Archive/posting/2011/901/MDS.pdf
ブロック分けはこんな感じ

ウォズニアッキ(1)、バルトリ(15)、ウィックマイヤー(21)、シブルコワ(29)、グロース、ドゥルコ
スキアボーネ(6)、エナン(11)、スヴェタ(23)、ピロンコワ(32)、波形
ヴィーナス(4)、シャラポワ(14)、カネピ(20)、ペトコビッチ(30)、ジョルジュ
アザレンカ(8)、李娜(9)、レザイ(17)、ダニエラ(28)、ドキッチ
ヤンコビッチ(7)、ラドワンスカ姉(12)、クレイバノワ(24)、ドゥルケル(27)、彭帅、伊達、森田
キム(3)、ペトロワ(13)、イヴァノビッチ(19)、パティ、サフィナ、コルネ
ストーサー(5)、ピアー(10)、ペンネッタ(22)、クヴィトワ(25)、チャクベターゼ
ヴェラ(2)、パブリチェンコワ(16)、キリレンコ(18)、サファロワ(31)、ヨバノフスキー


全米に続くトップシードとなるウォズニアッキですが、今回はトップハーフに強豪が固まりすぎでしょ! 順当にいけばシドニーで敗れたシブルコワと3回戦で、4回戦ではバルトリかウィックマイヤーが待ち受けることになります。前哨戦の結果が悪かったのが気掛かりですけど、GS制覇を狙うナンバーワンとしてはここで躓くわけにはいかないですよね。
しかし準々決勝は厳しくなりそうです。ここの本命は第6シードのスキアボーネ、ではなく第11シードのエナン。ホップマンカップでも全勝するなど故障の影響を感じさせませんし、実力的に一歩抜きん出たセリーナが欠場していますから、今回は優勝の可能性も高そう。まぁ、エナンにとってもウォズニアッキ戦は重要な一戦になるでしょうね。両者は昨年のマイアミで1度だけ対戦してエナンが勝っているんですが、フルセットの大接戦でした。全豪との相性、経験を考えてもエナン有利でしょうが、ウォズニアッキが昨シーズン後半のような貫禄のテニスを見せられれば…と期待しています。
そしてエナンと3回戦で当たりそうなのがスヴェタ。これは一番のハズレクジでは…。過去2勝16敗と大きく負け越している相手だけに厳しいですが、無欲で戦って、復活のきっかけを掴んでもらいたいと思います。
念願のGS本戦出場を果たした波形は、初戦で106位のマリノと対戦。これは大チャンスなのでは!? あとは初めての本戦に緊張しないかどうかが鍵となるでしょうが、悔いの残らないように全力でぶつかっていってもらいたいと思います。
ここは◎エナン、〇ウォズニアッキ、△スヴェタ(希望込)で。

トップハーフの下側は誰が勝ち上がってもおかしくない大混戦。同時に、全員が決め手に欠けると言うこともできます。
ヴィーナスは昨シーズン終盤を休養に充て、今年に入ってからもエキシビに出場した程度。調子が未知数ではありますけど、全豪は相性が悪いしなぁ。3回戦でペトコビッチに足をすくわれる可能性だって考えられます。シャラポワも未知数。オークランドでは早期敗退を喫してしまい、試合をこなすためにシドニーでワイルドカードを申請するも却下されるという流れがありましたから、ヴィーナス同様、調整不足が考えられますね。こちらも3回戦のカネピが曲者か。
このブロックにはアザレンカや李娜(Li Na)といった実力者もいますから、4人のうち誰が準決勝に勝ち進むのか全く読めません。しかしここはヴィーナス外しで◎アザレンカ、〇李娜、△シャラポワの争いになると予想します。

ボトムハーフの本命はキムでしょう。ウォズニアッキだけでなく、ヴィーナス、エナン、シャラポワといったところが揃って反対側に固まってくれたおかげで、だいぶ楽なドローになりました。4回戦では昨年不覚をとったペトロワとの再戦の可能性もありますが、両者の今の調子を考えれば2度目の番狂わせはなさそう。それ以前に、ペトロワはイヴァノビッチにやられる可能性も大ですが…。
そしてキムの初戦の相手がサフィナです。復活に賭けるサフィナも、今年はウィックマイヤー、バルトリ、キム、と各トーナメントの上位シードと初戦で当たるドローに入ってしまっています。ここで負けてしまうともしかしてトップ100落ち? キムに勝つのは難しいと思いますけど、何とか踏ん張ってほしい!
で、順当にいけばキムと準々決勝で当たるヤンコビッチのブロックは、本命不在で最も荒れそうです。ということは、調整不足のヤンコビッチにとってはまたしてもラッキードローなんですけどね。対抗馬となるはずのラドワンスカは昨年終盤、脚の手術を受けるなど全豪出場も危ぶまれたくらいですし、上位進出は難しいと踏んでいます。そして初戦の相手は伊達ですよ! 伊達はまたしてもシード選手と対戦という運の悪さを発揮していますけど、今回は相手が故障明けということで勝機は十分にありそうです。お互いに戦略面ではツアーでもトップクラスのものを持っていますし、相手にオーバーパワーされることもありませんから、フィジカルの問題さえなければ持ち味が発揮された好ゲームが期待できますね。個人的にはどちらも応援したい選手なので苦しいですが…。
ヤンコビッチの場合は彭帅(Shuai Peng)の方が警戒すべき相手かも。中国人選手はランキングで測れない実力を持っていますし、アジア大会で伊達を下したプレー、そして前哨戦でスヴェタを破っていることを考えると上位進出も十分に考えられます。
というわけで、このブロックはキムvsイヴァノビッチ、クレイバノワvs彭帅の4回戦と予想。昨年は粗さを見せる場面もあったものの、今年のキムのベスト4は堅いんじゃないでしょうか。
一応◎キム、〇イヴァノビッチ、△クレイバノワとしますが、正直キム一点買いでいいと考えています。

最後は第2シードのヴェラブロック。
シドニーで1コケし不安を残したヴェラですが、エキシビでは絶好調でしたし、本番には上手く合わせてくるでしょう。ただ、2回戦のヨバノフスキーは要警戒ですね。19歳になったばかりで伸び盛りの彼女は、今週のシドニーでベスト4入りを果たすなど好調。まぁ、波のある選手なので1回戦で散るという可能性だって大いにありますが。
ヴェラにとって最大の勝負は準々決勝のストーサー戦になるでしょう。ストーサーは最近5連敗中の天敵です。この半年でめきめきと自信を付けたヴェラが違うプレーを見せることができるのか、ぜひ直接対決を見せてもらいたいところ。
このブロックは◎ストーサー、〇ヴェラ、△クヴィトワでいきます。ただ、ヴェラとは相性がいいストーサーは波がある選手だけに、クヴィトワやピアーに負ける可能性も否定できません。

こうやって見ていくと、ベルジャン決勝の可能性が高そうです。が、前哨戦でキムが李娜に敗れたように現在のWTAは大混戦なので、無名の選手がかき回すかもしれませんね。スヴェタやシャラポワの復活までにはもう少し時間が掛かりそうなので、自分はウォズニアッキの優勝に期待します。
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今年 初投稿 初GS

http://news.tennis365.net/news/today/201101/59240.html

エナンの前途は厳しそうですね。肘の負傷は文字通り曲者ですからね。今大会ははキムがいい結果を残すでしょう。シドニーで負けた事が逆に良いほうに働きそう。リ戦は第一セット5-0まで完璧だったから。
伊達は一回勝てれば波に乗りそうと本人が言っていたので、一回戦が鍵になるのでは。ドロー運もいいので、フィジカルコントロールが上手くいけばベスト8以上も狙えるかもという希望的楽観的観測を立てています。

お久しぶりです

わざわざ当ブログに来ていただいて恐縮です。

シャラポワ、シドニーのWC却下されていたんですね。っていうか、このところ、小さい大会ばっかりチョイスしているわりには結果がついてこないっていうところに問題を感じます。全豪チャンピオンとはいえ、第1シードのウォズニアキや昨年のファイナリストで全豪チャンピオンでもあるエナンを差し置いてオープニングマッチに組まれているっていうことは、やっぱり女子はシャラポワ頼みなところがまだまだあるでしょうし、彼女がもっと強くいてくれないとという期待が入っていると思うんですけど、なんか最近は、トップ20が妥当な選手になっちゃってますよねぇ。ヘッドのラケット合うんだろうか。彼女が自信を取り戻せば、GSタイトル数もっと増やせると思うんですけどねぇ。

そうそう、お返事に書き忘れたんですが、チャリティマッチ面白かったですよ。きっとYouTubeとかにアップされるでしょうから、ぜひともチェックしてくださいませ。

今年もよろしくお願いいたします。

肘の具合

>海人

全豪に出場するくらいだからエナン本人は優勝を狙っているんだろうけど、最後まで戦い抜けるかな。
個人的にはスヴェタにがんばってもらって、エナンにゆっくり休む時間を与えてもらいたいなと思ってます。
本命はウィンブルドンなんだし…。

キムの場合、セリーナを除けばナンバーワンと言える実力を持っていると思うんだけど、負け試合の内容が悪すぎるのが気になるなぁ(去年の全豪やウィンブルドン)。
でも今回は実力者が潰し合いをしている間に余力を残して勝ち上がれそうだし、今年は全米以外のタイトルも取っておきたいだろうね。

伊達に関しては、海人の言うとおり、今回はベスト8も狙えるドローだと思うよ。
でも、トップ10復帰を期待するラドワンスカにも勝ってほしい!
何にせよ、近年のWTAでは滅多に見られない頭脳戦が繰り広げられるのは間違いないだろうね。
両者ともフィジカルに問題が出ないことを祈りつつ、楽しみにしてます。

シャラポワ

>takezohさん

5~6年前と比べると、ストロークでシャラポワと互角に打ち合える選手の数はかなり増えましたよね。
その上、以前は武器としていたサービスが不安定だということが大きな要因だと思うんですが、それにしてもここまで勝てなくなるとは…。
オープニングマッチに組まれたのは、欠場のセリーナを除く直近のチャンピオンだからなのかもしれませんけど、仰るとおり、彼女にかかるファンやWTA側の期待は相当なものだと思うので、またトップに戻ってきてもらいたいですね。

ちなみに、個人的なイメージだとプリンス<ヘッドなので、ラケットの変更は歓迎です!
シャラポワのプレースタイルとの相性は良さそうだと(漠然と)思っています。
がんばってほしい!!

ヲズニアッキ

ヲズニアッキのウェアーはかわいいね。去年の黄色と黒のシースルー系 近未来的ウェアーがそのままピンクと白に変わった感じで、どこかのドピンク一色(サフィナや現キム)と比べたら何とも優雅。それが一位の風格を上品に引き立ててさえいるよ。それに加えて、ラケットがバボラからヨネックスになってるよね。ピンクのガットにピンクの振動止め。いぬふくには堪らないアディダスヨネックスの選手が一丁上がりだね。やっぱり当分は一位に居続けてほしい、群雄割拠の中に一位に居続ける選手であってほしい。ヤンコビッチと同じ守備型の選手が失墜していかないことを…彼女に期待します。

ステラ

ステラ・マッカートニーのデザインはあまり好きじゃないんだけど、黄色と黒のヤツはよかったね。
2000年前後にはクルニコワやヴィーナスがかなり奇抜な(でも似合ってる)ウェアを着ていてすごく面白かったのに、最近はそういう話題が減っているのが残念。
でも、ヒンギスとクルニコワの時代から好きになったヨネ&アディの組み合わせは、ウォズニアッキ、イヴァノビッチ、キリレンコ、伊達といった華のある選手が揃っているのが嬉しいなv-411

ただ、ウォズニアッキの1回戦には微妙な印象を受けました。
彼女は守備&安定型の上にメンタルも強いから失墜する可能性は低いと思うけど、絶好調の相手を封じ込めるくらいの攻撃性を手に入れないと、GSタイトルはまだ遠いかなぁ。
まだ若いから、あまりランキングに縛られずにテニスを追求していってもらいたいね。

う~~~ん

いくらなんでもダブルベーグルは…。
キムは強かったけど、サフィナのハートが心配です。
伊達はおしかった。
ラドワンスカはほんとに器用なテニスですね。
それと彼女スタイルいい!
もうひとつビックリはイワノビッチの初戦敗退。
試合見てないから何とも言えませんが、そんなに相手の調子がよかったのかしら。

信じるしか…

1年半前、復帰してきたキムを最初に止めたのはサフィナなんですよね。
それが、ここまで立場が逆転するとは。
今のスランプは彼女の真面目さが災いしているようにも思えるんですが、どんな試合でも最後まで諦めていませんから、きっと戻ってきてくれると信じてます。
何だか、どんどんサフィナのことを好きになってしまう…。

伊達はエラーの多さを指摘する声を多く聞きますが、体力勝負ができない今はどんどん仕掛けていくしかないんでしょうね。
しかも今回は相手がミスの少ないラドワンスカでしたから尚更。
ラドワンスカのテニスは本当に面白いです。
性格も良さそうだし、今回のラケットが壊れた時の茫然リアクションも最高でしたv-10

イヴァノビッチは終盤を少しだけ見たんですが、必死に自分を鼓舞しているのに、ショットに伸びがないように感じました。
バックハンドスライスもかなり多かったし、ビビっていたかなぁ、と。
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いぬふく

  • Author:いぬふく
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