パンドラの匣 他

パンドラの匣 ★★★★★★★★★☆
1945年当時では命の危険にも晒されていた結核患者。その療養所が舞台にも関わらず全編通して瑞々しい空気が流れていて、会話を聞いているだけで幸せな気分になれました。太宰治にこんなに明るい作品があったとは驚きです。
その空気を作り出しているのが若い俳優たち。川上未映子も印象的だったけど、個人的にはやはり若さゆえの輝きを放っていた染谷将太と仲里依紗を推したいです。仲里依紗はわざとらしくなる一歩手前でおきゃんな少女を完璧に演じ切っていましたし、そしてとにかく、染谷将太(そめたにしょうた)が素晴らしい! 「BOY A」の時に、アンドリュー・ガーフィールドの表情の変化一つたりとも見逃したくない、と書きましたが、同じ気持ちを彼にも抱きました。彼は現在18歳。これまで出演作品をまともに観たことがなく、その顔立ちから現代劇でもマッチするのかという疑問もありますが、要注目の俳優です。この二人が絡む布団部屋のシーンはすごくよかったな…。
物語的には大きな見せ場もないため、評価は大きく分かれそうですが、自分は滅多にない高揚感を味わうことができ、3日連続で観てしまいました。オススメ!

パンドラの匣 [DVD]パンドラの匣 [DVD]
(2010/08/04)
染谷将太、川上未映子 他

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阿修羅のごとく ★★★★★★★★☆☆
大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子の四姉妹。その母親が八千草薫…。この5人が同じ画面に収まるだけで静かな迫力があって、圧倒されます。この中に入ると深田恭子が厳しいんじゃないかと思っていましたが、全然負けていませんでした。彼女は古い時代設定だと妙に色気が出ますね。「犬神家の一族」の女中役もハマっていたし…。中村獅童の怪演もすごくよかったし、これまでさほど気に留めることがなかった小林薫が女性陣に負けない存在感を誇っていましたね。
物語の大筋には特に惹かれるものはなかったものの、個性と実力を兼ね備えた役者をズラリ揃えたことに加え脚本がしっかりしていること、細かく分かりやすいエピソードの連続だったために飽きずに観られました。「パンドラの匣」同様、役者の演技次第で上質なものが出来上がるという証明になる作品。
それにしても、観る前は四姉妹の静かなバトルが繰り広げられる映画かと思っていたんですが、全然そんなことなかったですね。実際の四姉妹とはどんな感じなんだろう。何だか3人目か4人目が除け者にされそうな気がするんですが…。
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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